「くっちゃくっちゃ」


「……」


「…あ、ちょ、黒子!え、まじで!?」


「……」


「くっちゃくっちゃぷーう」


「誰かああああ!!ブン太がついに壊れよったぁああ!!!」


「失礼だな仁王。俺ただガム食いながらジャンプ読んでただけだろぃ」


「エアでな」


「違うよ、これ違うからね。ほら、心が綺麗な人にだけ見える的なあれだからね」


「へぇ、どうりで俺には見えんわけじゃ…ってんなわけあるか!」


「いや、まじだって。まじ………」


「……」


「…ジャンプ読みてぇぇぇええええ…!!」


「なんかあほじゃな」


「ジャンプ読みてぇよ!すげぇ読みたい!黒子の新技知りたいいぃぃいいいぃい…!」


「しょうがないじゃろ、いつも寄るコンビニ売切れやったし」


「なんで売切れなんだよ!意味わかんね!」


「今日が金曜日じゃからやね」


「なんで金曜日なんだよ!」


「テスト期間でお母さんから漫画禁止令でとったからやね」


「なんで禁止令でてたんだよ!!」


「前のテストが吐く程悪かったからやね」


「でもあれ仁王が悪くね?テスト勉強しにきてんのに、嫌がる俺を無理矢理押し倒して突っ込みたいだけ突っ込みまくったから」


「ちょ、強姦みたいに言わんでくれる?ブン太かて結局アンアンキモチよさそうに喘いどったぜよ」


「うるせぇわ。俺心は少年なの、そんなこと言わないでちょうだい」


「身体も未発達やけ充分少年な「うるせーインポ」…え、酷くね?」


「酷くねぇよ。ほんとのことじゃん、お前インポじゃん。その歳でインポとかまじねぇわインポ」


「ついさっき強姦魔扱いしとったよな!?」


「あー!ジャンプ読みたい!!」


「はー…依存症やね」


「ジャンプゥ!ジャンプゥ!ジャァンップ!ジャァンップ!」


「……」


「ジャンプッ!(チラッ)ジャンプゥ!!(チラッ)」


「………………あーもう!買ってくりゃええんじゃろ!?」


「お、まじでか。ありがと」


「はいはい、こんな時だけ語尾にハート付けんでね」


「可愛いだろ参ったか」


「…上機嫌やね」


「そりゃあな!ジャンプ読めるんだもん!……ん?お前ジャンプどこに買いに行くの?」


「え?あの十字路曲がったとこのロー〇ン」


「は?遠いじゃん」


「いやいや、10分くらいで帰ってこれるから」


「……俺も行く」


「?なんじゃ急に」


「いいから、行くっつってんの!」


「寒いよ?」


「いいよ、くっついてるから」


「ほんじゃ、行こうか」


「おう。仁王の奢りでおでんも買おう」


「狙いはそれか!」












(片時も離れたくないなんて)
(病的に依存症だな)











...
たまにはブン太がべたべたしたっていいと思う




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