おでん




「はんぺんうめー」


「そんな高カロリーな練りもんばっか食わんと白滝も食いんしゃい。ほれ」


「ん、遠慮なくいただきます」


「おん」


もぐもぐもぐもぐ


「ちょ、それ俺が食われとるみたいやね」


「ぶはっ、はあ!?何言ってんのお前」


「白滝しろいけん。あー、タマゴうま」


「……お前だってそれ、ジャッカル食ってるみてーだぞ」


「………食う気失せるわ」


「だろい」












チラリズム



「こう、ちらっと見えるのがいいよな」


「パンチラとかまさにそうじゃの」


「裸はあからさますぎて萎えるっつーか、な」


「わかるわかる。はだけた浴衣からちらっと見える白い肌とかあの感じがええんよね」


「絶対領域、ってまさにその原理だと思うんだ」


「スカートとニーハイの間にある真っ白い素肌…てか」


「まあ褐色の肌も色気あっていいと思うけど、俺はやっぱ色白派かなあ」


「…まあでも、俺はブン太の足やったら何色でもええわ」


「うわあきもい」


「ちょ、離れんでよ」


「ぎゃあ!変態に捕まった!」


「ちら見えの話ししだしたんブン太じゃろ」


「でも俺固有名詞だしてねえじゃん」


「すまん、ブン太への愛が溢れすぎてつい」


「おまっ、真顔で言ってんじゃねぇよ…!」


「俺はブン太のチラリズムがええ」


「もう短パンでテニスしねえ」










えげつない



「えげつない程甘いもんが食いてえ」


「なん、えげつない甘さのもん?それともえげつない程食いたい気分?どっち?」


「国語の問題にありそうだな。正解は、 えげつない甘さのもんが食いたい だぜぃ」


「えげつない甘さってなんじゃ」


「一口で咽痛くなるくらいの」


「ガリ〇リ君リッチのミルクミルクとか?」


「え、お前あれ食っただけで咽やられんの?」


「おん」


「俺あんくらいじゃ全然平気だし」


「人知超えとるよそれ」


「でもタコ焼きライスは行き来できない」


「それは俺の特許じゃき。てかえげつないって本当はどうゆう意味なん?なんとなくのニュアンスでしかわからん」


「…ちょっと待って今調べっから」


「なるべく早くね」


「うるせーよ。………お、でたでた。えーと、 露骨でいやらしい 下品 だって」


「いやらしいほど甘い?」


「いや、…うん。ちゃんとした意味はそうなるけど、ニュアンスで使っただけじゃん」


「いやらしくて甘い?」


「意味変わってるから」


「ブン太やね」


「…ん?ちょっと聞こえなかったな」


「いやらしくて甘いってブン太みたい」


「そうゆうの女の子に言ってあげればいいのに」


「言ってええと?」


「言いてーのかよ?」


「いや、言いたくない」


「うん、それでいい」












いつもと違う



「雅治」


「え」


「もー、どこ行ってたんだよ?俺ひとりですっげー寂しかったんだぜ?」


「いや、あの、トイレに…」


「ね、ちゅーしよ?」


「いや、おん、…えぇぇえええ!?」


「嫌…?」


「嫌なわけやないけど寧ろ喜ばしい限りやけど。え?ブン太、なんかあったんか?」


「へ?何言ってんだよー。いつも通りじゃん!」


「ちゃう…!こんなんブン太とちゃうじゃろうが!ちょっと馬鹿にしただけで容赦なく殴る蹴るのドメスティックバイオレンスがブン太なんじゃ!口を開けば暴言ばっか吐くのがブン太なんじゃ!幸村には素直に甘えるのに俺には都合良い時にわざと甘えてる風になるし赤也が甘えると兄貴気質全力で相手するのに俺が甘えると気持ち悪いの一言で片付けるのがブン太なんじゃ!俺はそんなブン太が好きなんじゃよ!!!」


「え、なに、どうしたんだよぃ!」





「…仁王先輩って、マゾなんすか」

「マゾっつーかあいつらほんとに付き合ってんのか不安になってきた」

「ジャッカル先輩どこまでもお人好しっすね」











ロマン



「カァ〜〜〜〜〜〜〜」


「メェ〜〜〜〜〜〜〜」


「ハァ〜〜〜〜〜〜〜」


「メェ〜〜〜〜〜〜〜」


「「波ーーーーーー!!!!」」


「…くそっ、でねぇ!」


「やっぱ2人ではだせんのじゃろうか…」





「うん、漫画が違うからなお前ら」

「某7つのボールなら俺が持ってるけど?だそうか?ギャルのパンティー」

「やめろ精市、冗談に聞こえん」
















...




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