「のうブン太くん」

「なあに仁王くん」

「なしてブン太くんはそない可愛いの?」

「なんで仁王くんはそんなにかっこいいの?」

「なんでじゃろなー。生れつきぜよ」

「俺も生れつきなのー」

「お揃いやねー」

「ねー」

「やめろよそれ、なんかイラッとすっから」

「うっせーよはげー」

「肺男は黙って審判でもやってきんしゃい」

「お 前 ら が 黙 れ !」

「やだあ、おっきい声ださないでよ」

「やあんブンちゃん卑猥ー。萌えボイスー。目覚ましに」

「雅治さんのえっち!」

「し〇かちゃんかよ」

「…なにしてんすか?」

「あらワカメくん。ご機嫌よう」

「今日も立派なワカメ加減じゃの」

「えー、殴っていいの?ねぇジャッカル先輩、この人ら殴っていいの?」

「殴ってもいいけど見えるとこは止めとけよ」

「きゃー殴られるー!」

「ブン太は俺が守るけぇ安心しんしゃい!」

「なにそれ惚れちゃーう!仁王くんかっこいいー!抱いてー!」

「ブン太ならいつでも抱いちゃるぜよ!」

「つーか、次仁王先輩と丸井先輩のダブルスっすよ」

「「え?」」

「シャッフルでパートナー決めてダブルス練するって言ってたじゃないっすか!」

「朝練の時のくじ引きにはそんな意図g…なにそれー…。ブンちゃん知らなーい」

「…まーくんも知らなーい」

「「ねー」」

「やっぱ殴っていい?もうむりっす限界です」

「まあまあ。ゲームの相手聞いたら2人とも大人しくなるから大丈夫だ」

「なに言ってんだよはげー」

「ブラジル産めー」

「ああ!?仁王なんだそれ!人種差別か!?国際問題だぞ!?」

「ちょっとー、試合まだ?この俺を待たせるなんていい度胸してるねー」

「「げっ、幸村(部長)」」

「あ、幸村くんだー。おはよう幸村くーん」

「おはよう幸村ー」

「もう放課後だよ?まあブン太は可愛いから許すけど。仁王は「ににに仁王くん!今日の貴方は何かおかしいですよ!いつもの倍可愛いいいいい!」

「仁王くん、可愛いんだってー。よかったね」

「変態眼鏡に言われても嬉しないー」

「いいから早く試合やるっつってんだろお前らゴルァ」
「「すいませんした」」

「うん、わかればいいんだよ。あれ、柳生は謝らないの?」

「ワタシですか?」

「さっき俺の台詞に途中でカブらせたよね?あれわざとだよね?わざとじゃなくても謝るのが普通だよね?」

「…すみませんでした」

「ほんとだよこの変態全反射眼鏡が!」

「へんた「さあ!いい加減試合始めるよ!苛々して怒りだした真田を俺が仕止めちゃう前に!」

「「「いえっさ!」」」

「柳生と仁王はちゃんとカタカナで言ってよね、かわいくないんだから」

「「イエッサー…」」

「幸村くん幸村くん!俺らのダブルスの相手って、幸村くんたち?」

「ふふ、ほんとに何も聞いてなかったんだねまあブン太だから許すああ今日も可愛いな俺のブン太。試合中全反射眼鏡のせいで目が眩むかもしれないけど、もしそうなったらちゃんと言うんだよ?俺が即刻排除してあげるから」

「了解!シクヨロ!」

「ふふっ、よろしく」

「ブン太の魂が魔王様に奪われる…!」

「仁王くん!さあコートに入りましょう!そしてワタシが勝った暁には、貴方を貰うとしましょう!」

「嫌じゃ。俺お前さん好かんし」






「…丸井先輩、可愛いっすね」

「んー?まあ、女顔だしな」

「腹ちらとか腿ちらとか萌えー」

「そうか?」

「そうっすよー。ジャッカル先輩はいいっすよね、いっつもパシられてて」

「パシリだぞ!?」

「なつかれてる証拠じゃないすか。いいなー、俺もパシられてー。丸井先輩専用で」

「頭大丈夫か…」

「パーシーリ!パシパシパシリッ!イェ!…………作詞作曲切原赤っす」

「お前も部活飽きたのか…」

「っす」










(なんでレギュラーばっか普通じゃないんだ…!)











...
幸村くんの丸井へ向ける感情は
恋とかじゃなく家族愛に近いものだと思う




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