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「#幼馴染」のBL小説を読む
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2020/09/01

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ディオと占い

「えっと、なになに。今月のあなたは周囲に振り回されて苦労するかも?自分の意思をはっきりともつべき。うんうん、それで恋愛は...外に積極的に出かけると運命の相手と出会えるかも?!やったー彼氏できるってことかな!ん?なに本掴んじゃって。ディオもみたいの?...え?!ちょっ!ちょっとディオッ!」
「くだらない」
「うあぁ!!!だからって破らなくてもいいのに!!今当たるって有名な占いだよ?!」
「信じるのか」
「あくまで参考程度!当たってたら面白いなあっていうくらい」
「ならば声に出して読むな、気が散る」
「私が先に座ってたんだよ?!ディオが後からここに来たんだから文句言うならディオがどこかに行ってよ」
「その気はない」
「でたでた、ディオ様。いいよ、私向こう行くから..え、何この手。離してよ」
「離れろとは言ってないだろ」
「だって私読んでた本をディオに破られたから、暇なんだもん。別の本を取ってくるくらいいいでしょ」
「占いはやめろ」
「なんで」
「読むだけ時間の無駄だ」
「わかった。占い以外でもってくる」

五分後

「意外と探せばあるもんだったわ」
「なんだその本は」
「恋愛診断。心理テストでどんな相手と将来結ばれるかわかるんだっ..うああああ!!なんで本を破るの!!!これ借り物なのに!!!もうディオの前で本読むのやめる!!」

自分以外を認めたくないディオ