心を奪う魔法の言葉
※相互サイトであり敬愛する、ゆにさんのサイトが100000万打到達されたということで記念に書いてみました!
「……名前ってさ。美味しそうに食べるよね」
たった今、シュークリームを食べようと大きく口を開いた瞬間に、目の前に座っていた音也くんが私を凝視しながら言った。
「今食べようと思ってた時に変なこと言わないでよ。会議中にごめんね」
「ち、違うよ!ただ、美味しそうに食べる女の子って見ていて可愛いから」
「こっちが恥ずかしくなるようなこと言わないでよ」
音也くんの言葉につい、顔が赤くなってしまう。
シュークリームは未だに手の中。
「名前の食べてる姿好きだな、俺」
そんな台詞を笑顔とともに言われたら誰でも顔が赤くなってしまうのは当たり前。
「あ、ありがとう」
「ね、俺の事なんていいから食べてよ」
「え」
「ほら、食べて!それとも、俺が食べさせようか?」
音也くんは私の持っているシュークリームに手を伸ばす。
「ちょ、自分で食べれるって!」
「えー……」
しょぼんとうなだれる音也くんに罪悪感を抱いたが、あーんは嫌だ。
恥ずかしい。
「じゃあ、遠慮なく食べるね」
「うん!」
シュークリームを口元へと運ぶ。
音也くんの視線が気になるが、食べるしかない。
「……もぐもぐ」
「あー……」
「なにさ」
音也くんは未だに私を見つめる。
「うん、名前ってかわいい!」
「!?!?」
「あはは、真っ赤になってるね。うん、かわいいかわいい」
かわいいを言い続ける音也くんに、私はずっと顔を真っ赤にさせるしかなかった。
title by瑠璃
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おめでとうございます!!!
初音也を書いてみました!
音也くんかわええな。
ちなみに私はなっちゃんが好きです。
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