0608 20
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「どうしようどうしようどうしようどうしよう」
「あっれー!どうしたのー?」
「お、お、音也ああああああああああ」
「う、わお!どうしたのさ!」
「二人して何騒いでいるのです」
「あ、トキヤ」
「トキヤああああああああああああ」
「!?!?な、なんで泣いているのです!?ほら、鼻水出てますよ。ちーんして」
「はい、ちーん」
「それで、どうしたの?」
「音也、トキヤ……私、満員電車の中で携帯なくした」
「え?」
「どうしよう、鞄探してもないし、部屋の中にもない」
「携帯会社に電話したのですか」
「うん、した」
「ちゃんと駅員さんに聞きましたか」
「うん、聞いた」
「警察には」
「ちゃんと行ってきました」
「ひととおりやれることはやったのですね」
「うん」
「トキヤ、顔が怖いよ」
「音也は黙ってなさい」
「音也ああああああああ」
「ごめんね」
「さて、あなたの携帯には私たちアイドルの個人情報が載っています。それをなくすというのはどういうことかわかっていますか」
「十分承知しています」
「……まあ、こうやって怒ってもしょうがないですね。これからは気を付けるのですよ」
「はい」
ということが最近自分の身に起きたので音也&トキヤで。
携帯がない生活、一週間超えました。
とりあえず、待ち合わせというものができなかったり、電話ができないのがつらいです。