テーマ座談会 ■しおりを挿む
Q7:声質
正「あー、あー。僕の声、どう?」
陽「正太郎の声質は、少し高めで通りやすいってとこかな」
琳「せっかく、カラオケで有利になる声やのにな」
正「?」
陽「ふふ。正太郎は気にしなくていいよ」
正「うん……」
陽(琳、余計なことは言わなくていいんだよ)
琳(ごめん! つい、や。つい)
ア「大丈夫です。正太郎には私が付いています。勝ちましょう!」
正「なにに?」
陽(アルも、歌に結び付けるのはやめなよ)
ア(す、すまない)
陽「俺もアルも、声の高さはバリトン。でも、よく通るのはアルの方かな? アルは歳を重ねると、いい低音になっていきそう」
琳「俺はどうなん?」
ア「琳の声を敢えて表現するならば“うるさい”ですね」
琳「なんやと?」
正「確かに琳はすぐに騒ぐからうるさいけど、声の質はいいと思うよ」
陽「そうだね。啼けばすごく可愛いんだよ」
正「? 泣けば?」
琳「よっ、ようへ……!」
陽「ふふ」
了
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