テーマ座談会 ■しおりを挿む
Q42:礼儀正しさ
ア「これは正太郎ですね!」
正「え! アルじゃないの?」
琳「そうやんな。アルはいつも敬語やし」
ア「私の言葉遣いは、ベースがお祖母様であるせいです」
陽「もしもアルが時代劇を見ながら日本語を覚えていたら……ってことだよ」
正「なるほど!」
琳「育ちのええばあちゃんが、ちゃんと教えてくれたんやな」
ア「はい。ですから、真に礼儀が正しいのは正太郎です」
陽「あの大奥様が褒めていらっしゃったんだから、間違いないよ」
正「ありがとう。えへへ、なんだか恥ずかしいな」
ア「あぁ、正太郎……!」
正「うわっ」
ア「すみません。抱き締めるだけですから……」
琳「はにかんだ笑顔の可愛さで、タガが外れよったな」
陽「さっきから結構がんばって我慢していたようだから、暫くそっとしておこうか」
琳「しゃーないなぁ」
陽「ちなみに、琳もうちの家族に褒められていたよ」
琳「え、ほんま? 緊張しまくりで、うまいこと挨拶できひんかったのに」
陽「俺と実花は緊張しない質だからね。緊張しながら、一生懸命挨拶していたのが新鮮で良かったみたい」
琳「さよか。好かれてるんやったら……それでええわ」
陽「夏休みになったら、また行けるよ」
琳「うん」
了
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