テーマ座談会 ■しおりを挿む
Q2:字のうまさ
正「この四人の中で一番字が綺麗なのは、牧野さんだね!」
陽「ふふ。ありがとう」
琳「陽平はペン習字の見本みたいな字やねんで」
陽「そう言う琳は、ペン習字の練習中みたいな字だよね」
琳「なんやそら」
陽「丁寧に書こうって努力が、随所に窺える字」
琳「下手くそってこと言いたいんか!」
陽「琳らしくて可愛いって意味だよ」
琳「な、なんやねん……。まぁええわ」
ア「正太郎は、いつも小さく可愛らしい字を書きます!」
琳「せやな。女の子っぽくはないんやけど、可愛いねんな」
陽「でも崩れているわけじゃなくて、読みやすい字だよ」
ア「授業のノートも、カラーペンを上手く使って綺麗に纏めていますし。すごく見やすいです」
正「ありがとう! アルは、やっぱり英語が綺麗だよね。筆記体が、こうサラサラって」
琳「そら外人やから当たり前やな。日本語はどうなんや?」
正「日本語、は……ええと」
陽「漢字はまだ酷いけど、まとまるようにはなってきたよね」
ア「“御厨正太郎”ならば、陽平よりも美しく書いてみせます!」
正「嬉しいな」
ア「愛する正太郎を表す、素晴らしい漢字ばかりですから」
正「もう……。僕、恥ずかしいよう……」
ア「それならば、私が抱き締めて正太郎を隠して差し上げます。さ、こちらに」
正「ん……」
琳「まだ二問目やで! 既にバカップル炸裂やないか」
陽「俺たちもいちゃいちゃする?」
琳「あ、あかん! そんなん部屋でやるもんや!」
了
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