陽「俺は飲んだ紅茶の缶を写真に撮って、パソコンに取り込んでる。実物は嵩張るから。数は30ちょっとかな」

琳「子供の頃やったら、ミニカーとか集めとったなぁ。でも今はないわ。最近まで、とにかく勉強やったし……」

正「僕は新商品のジュースにオマケが付いてたら集めちゃう。種類はできるだけ全部。ピンバッジは鞄に付けたりするよ」

ア「気分によって付け替えていますね。センスが良いので、見ていて楽しいです」

正「ありがとう！　アルはCDだよね？」

ア「はい。新しいCDはすべて、発売前に届くようになっています。古いものも、見付かり次第手に入れています」

正「発売日を知らなくても勝手に届くの？」

陽「うん。クラシック音楽の主要レーベルに直接、そう手配してあるんだよ。所持数は……アメリカにもあるし、わからないね」

琳「すごいなー！　めっちゃ羨ましいわ」

ア「琳もいずれ、うちのマンションに引っ越してくるではないですか。毎日聴けますよ」

琳「！　う、うん……せやな。ありがとう」

正「琳、照れてる。可愛い！」

琳「ちょっ、からかいなや正太郎！」

陽「ふふ。アルに言われて、急に現実感が湧いた？」

琳「うん……当たり前のように言われて、ビックリしたわ」


　了