テーマ座談会

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Q19:寝相



「僕、ベッドから落ちたことないよ!」

「正太郎は、私と眠る時もずっと、この腕の中で静かに可憐な寝息を立てていますね」

「あんまり動かないの?」

「はい。私に身を預けて、安心して眠っています。それはもう、天使さえ嫉妬してしまうような愛らしい寝顔で……」

「よかった! アルのことを蹴ったりしてないんだね」

「私はマゾヒストではありませんが、正太郎にならば蹴られても構いません」

「もう、アルのバカ。蹴らないもん」

「ふふ」

「陽平、俺はどうなん……?」

「琳もおとなしく寝ているよ。たっぷり可愛がった後だからか、甘えるようにすり寄ってきたりして」

「マジで! 熟睡してるから知らんかったわ……」

「それだけじゃないよ」

「まだあるんか。なんや?」

(俺の太股に下半身を押し付けて)

「! やめえっ!」

「琳? どうしたの?」

「なんもないっ」

「顔がかなり赤くなっていますね」

「うん。さっきまで普通だったのに……」

「なんでもないんやっ」

(ま、アレは冗談だから、安心して。すり寄ってくるのは本当だけどね)

「じょ……! 陽平ッ」

「あははっ」

「よくわかんないけど、ラブラブだね」

「そうですね。こちらも負けていられません」

 了



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