テーマ座談会 ■しおりを挿む
Q17:給料(小遣い)の額
陽「これはまた、不粋なテーマだね」
琳「アルと陽平の給料やて聞きたないわ!」
ア「どうしてですか?」
琳「金持ちなんはわかってるからな。ヴィンセント・クリフォードやて、世界の長者番付で絶対上位におるやんか」
ア「それは当主ではないですか。私は関係ありません」
琳「いずれはあれがアルの名前に変わるんやから、同じことや!」
陽「じゃあ……正太郎と琳だけで答える?」
琳「そうやな。ちょっと虚しいかもしれへんけど」
正「僕のお小遣いは毎月五千円だよ」
琳「俺は昼ご飯代込みで、月二万円やな!」
陽「無難な金額だね」
琳「服とかのでかい買い物の時は、理由言うたら臨時でもらえるねん。せやけど、ちょっと物足らんよな」
正「だよね。僕、なるべく節約して貯めてるんだ。欲しいものができたら買えるように」
ア「正太郎が欲しいものならば、私が何でも手に入れて差し上げます!」
正「ダメだよ。プレゼントは特別な日だけって決まりでしょ?」
ア「ですが、贈りたいのです」
正「ダメ」
ア「わかりました……」
琳「あーあ、これやから金持ちは」
陽「ただ闇雲に贈るんじゃ、いけないよね」
琳「ほんまやで」
陽(……気を遣わせないように、時には騙さないと。アルはまだまだだね)
了
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