テーマ座談会

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Q8:髪質



「正太郎は、艶々とした美しい黒髪です。天然の黒髪とは、ここまで綺麗なものなのですね……知りませんでした」

(俺も天然の黒髪なのにね)

(アルは正太郎が絶対やから、しゃーないな)

「……アルに撫でられるの、気持ちいい」

「私も心地よいです。ずっとこうしていたい……」

「ん……でも、アルの髪のことも話さないと」

「私の髪はブロンド、明るめの金色です。少し癖がありますが、矯正が必要なほどではありません。以上」

「あ、終わっちゃった」

「はい。ですから、陽平と琳が答えている間は自由ですよ」

「…………さて、ゆっくり答えようか」

「空気読めって顔してたな」

「ったく。家に帰れば、たくさんくっつけるのに」

「陽平は俺と、くっつきたいない?」

「外だし、琳が恥ずかしがるから自重しているよ」

「そうなん。せやけど、ここには四人しかいてへんし、記録されてるんは音声だけやし……」

「あの二人が羨ましくなったんだ?」

「! そ、そんなこと……あらへんっ」

「ふふっ。真っ赤になっちゃって可愛いね」

「っ」

「琳の髪は染めているけど、傷んではいないよね」

「別に……特別なことはしてへんで? せやし、陽平の髪のが綺麗やん……」

「ありがとう。でも、俺は琳の髪の方が好きだよ」

「さよか」

「こうして撫でていると、虐めて啼かせたくなってくるんだ」

「なっ! なんでそないなるんや!」

「琳が好きだからだよ」

「意味わからんし」

「しかたないな、耳を貸して」

「なんや?」

(……琳に触れるとムラムラする、って言えばわかる?)

(あ、アホか!)


 了



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