TRUST

しおりを挿む
彰とオレ(side 朝陽)

□幸せなセックス


 腹筋軽く割れてる。それだけじゃなく、全体的に綺麗に筋肉付いてる。


「ん、んぅ」


 最初は唇。耳から首筋、鎖骨に順番にキスしてくと、彰の体温が上がってくる。


「感じるの」

「う、うん。情けねーからあんまり攻めないでよ」

「オレがキスする場所、全部オレのイイとこだから覚えとけ」

「そういうことなら喜んで」


 乳首でちょっと遊んだけど、くすぐったいだけみたいだからつまんなかった。

 …喘がれても困るけど。

 脇腹攻めて、ヘソ攻めて、もう完勃ちしてる先端舐めた。


「っは…朝陽、」

「一回出しとく?」

「どうしよ…」

「出しとけ。飲んでやる」

「え、ちょ」


 あらゆるテク使ったらヒクかな、こいつ。

 でも気持ちくさしたいんだよな。


「う、あ、あさっ」

「…あひら」

「あ、やめ」

「ひもひぃ?」

「気持ち、いー…から、」

「ん、ほれれよひ」


 おもしれー、オレやっぱサドの気あるかもしんね。

 後ろ…指突っ込みかけてやめた。

 目覚められたら困る。


「ん、イク、朝陽…」

「んっ、ん、」


 早く出せよ。オレだって欲しいんだからな。


「はっ…あぁ」

「ん、んぐっ」


 でけぇ、イク瞬間すげー膨らむ。で、多い。ホントに朝一回出したのかよ。


「はぁ、は…ふ」

「朝陽、朝陽さん」

「ん、なに」

「平気? ごめん」

「美味いもんじゃねーけど飲めて嬉しかった」

「ありがと…愛してる」

「うん、キスはしねーよ」

「な、なんで」

「おま、自分の精液の味知りたいのかよ」

「う、それは…」

「キスならいつでもできんだろ」

「うん」

「だからお預け」

「あい」


 変わりにほっぺにキスして、ローションの準備始めた。


「なにしてんの」

「ローションあっためてる」

「あ、直は冷たいのか」

「ん、これけっこー重要」


 馴染ませたやつを後ろに塗りたくって指入れる。


「んっ、ふ…」

「朝陽さん」

「なに」

「触っていー?」

「なにを」

「朝陽さんがさっき俺にキスしてくれた場所」

「ん…いーよ…」


 対面座位するみたく彰が上半身起こした。

 オレが彰にやったみたいに、確かめるようにキスしてくる。


「う、まず…」

「バッカ、唇は避けろ」


 さっきの配慮台無しだし。バカだバカだ。



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