週刊『彰と朝陽』

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いつかぜったいに─彰



 朝陽さんを怒らせた時はどうなることかと思った。

 だから誠心誠意、ホントのことを話した。

 聞いてくれた朝陽さんもわかってくれた朝陽さんも、マジ天使。

 これ間違いなし。

 ……デレデレしてくれなくたって天使だ!


「彰クン。先生と風呂に入ろーか」

「あっ…」

「ほら、脱がしてやるから」

「ちょっ、待ってよ」


 飯食って洗い物済ませたら、朝陽さんがまた先生になった。

 あの話で一応わかってくれたはずなんだけど、今日は俺の世話を焼きたいらしい。

 朝陽さんがしたいなら拒否はしないから、いつもの朝陽さんでいてくれてもいいのに。

 ていうか、どうせなら俺が先生役がいい。


「なんだ」

「俺が先生になりたい」

「お前、教え子を襲う趣味があるのか」

「違う!朝陽さんしか襲わないし!」

「うるせー、でかい声出すな」

「あっ、ごめん」

「とにかく今日はオレが先生だ。彰はおとなしくしてろ」

「えー」

「ほら、もうこんなになってるじゃねーか。先生にこんな反応するなんてイケナイ子だな、彰クンは」

「そ、それはっ」

「どーにかしてやんねーとな。…む、ぐ」


 これじゃいつも通りだ。

 先生でも兄貴でもなんでもいいから、朝陽さんを攻める役がしたい。

 俺のを嬉しそうにしゃぶる朝陽さんも可愛いけどさ…。


「朝陽さん、ベッド行こ」

「んっ…ふりょは?」

「風呂は後で。朝陽さん、舐めてると中に欲しくなるでしょ」

「…ほひぃ」

「じゃあ口から一旦出して」

「んく…」


 こんなにかわいーのに攻めんのが好きなんて。

 だからこそかわいーってのもあるけど。

 でもいつか絶対に、生徒役じゃなくてもいーからデレデレさせてやる!

 どろどろに甘える朝陽さんとか、すげぇ見たい。

 酔わせれば手っ取り早く甘えさせられそうだけど、酒は呑ませられないしな…。

 俺はベッドに運んだ朝陽さんが続きを始めるのを見て、作戦を練るのを一旦止めた。

 まずは目の前の据え膳をいただこう。


 -END-



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