週刊『彰と朝陽』 ■しおりを挿む
めろめろ─彰
「あ!朝陽さん!」
朝陽さんを捕まえるためにTシャツの裾を掴んだら、朝陽さんは脱皮するみたいにそれを脱いでしまった。
昨日俺が付けたキスマークだらけの肌が、あらわになる。
そんなの見せられたら俺、本気になっちゃうって。
細い腕を掴んで引き寄せると、朝陽さんはバタバタと暴れだした。
「やっ、彰!放せよ!」
「どうしてくっつきたくないのか教えて」
「あ、あちーからだ」
「それだけじゃないよね?」
「知らねー」
「そんなこと言うんだ?」
「っあ、や、やめ…」
「なに?」
「ち…くび、やだ」
「朝陽さんが脱いだんだし」
「あっ、あ、彰が!」
「理由言って」
「察しろよ!」
「俺バカだから無理だって」
「うー…バカ」
「うん」
「…たくなる、から」
「ん?」
「セックス、したくなるんだ」
「な…なんだって…」
やべ、今下半身に来たよね俺?
朝陽さんは気付いてないかもしれないけど、乳首はもう舐めてって感じに尖ってるし、下も反応してるし。
「朝陽さん、ごめん」
「…んっ、んんー!」
止まりそうにない。
俺、朝陽さんにメロメロなんだ。
てか、朝陽さんも辛いでしょ。
「っはぁ…きょー、は、やだ」
「やる気のない朝陽さん、初めてだ」
「眠い、から…体力が…」
「じゃあ、朝陽さんがイクだけ」
「ん」
「それならいい?」
「…いーよ」
「あはは、いーんだ。かわい」
「う、うるせー」
朝陽さんのハーフパンツを脱がせると、もう硬くなったそれが薄い布を押し上げてた。
じっくりするつもりだったけど、しょうがないなー。
下着もずらして、いきなり口に含んであげた。
「あぁっ、ん、あき、ら」
吸い上げるようにすると、朝陽さんの声が一際高くなった。
すげー可愛いけど、まだ九時だから朝陽さんの口を手で塞ぐ。
お隣さんにこんな可愛い声を聞かせる謂れはないから。
てか早く引っ越したいんだけど。
大翔の奴、なにしてるんだ。
「んっ、あん、あ、あ…」
朝陽さんの味が少し濃くなってきて、絶頂が近いことを知らせる。
俺の手を通して聞こえる声も艶かしい…。
それが叫び声になった瞬間、朝陽さんの白濁が俺の口内に放たれた。
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