帰国した恋人との年始の過ごし方

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 達したばかりでくたくたの身体を持ち上げられて、体勢は仰向けから俯せに変わった。


「可愛かったですよ、正太郎」


 背中に覆い被さってきたアルに振り向いたら、キスをされた。


「ん…、ん、む」


 キスで蕩けた僕は、ますます身体の力が抜けてしまった。

 ぐったりとベッドに体重を預けると、アルがクスリと笑う気配を感じた。


「すみません、今日は無理をさせてしまうことになります」

「い、いいよ…。僕も、アルとしたいから」


 だって明日は丸一日あるし。

 初詣は、明日が無理なら明後日チェックアウトしてからの時間もあるし。

 もしそうなったら、なし崩しにどんどん延期されていきそうだ…。

 それだけは避けたいな。


「嬉しいです…。正太郎は力を抜いていてくださいね」


 アルは僕の頭を撫でて身体を起こした。

 背中が軽くなると同時に、アルの体温が消えて寂しくなる。

 そして、僕の太股の付け根に腕を回してかなり上まで持ち上げると、いきなり孔に舌を這わせた。


「アルっ!」


 お風呂に入ってないのに!

 暴れたくても、持ち上げられていて胸から上と爪先しかベッドに着いていない。

 脚を振り回してアルを蹴るなんて嫌だし!


「っぁ…ん、きたない、から…」


 アルの舌は、僕の訴えを無視して中に入ってくる。

 中で蠢くそれが、粘着質でエッチな音を立てる。

 その音と刺激で、僕の中心は恥ずかしくもまた僅かに反応しかけていた。

 やめてほしいはずなのに感じちゃうなんて、僕はダメな奴だ。




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