BT! Extra −陽平のお仕置き− ■しおりを挿む
「いや…やめ、んといて」
「じゃあ言わないと。ね?」
「き…気持ち、いい…」
「どうして気持ちいいの?」
「陽平が、して、くれてるから」
「いい子だね」
またゾクゾクと背筋に快感が走った。
陽平は満足そうに微笑むと、耳元から順番にキスを下へ移動させて、胸元でその動きを止めた。
「陽平…っ」
「どうしたの」
「な、なめて…」
「どこを舐めてほしい?」
「…いじわる、」
陽平に言えって言われる前に、舐めてって言うたのに…。
わかってるくせに、なんて当たり前のことを言うてもしかたないから、怨み言を呟いといた。
男やったら別に恥ずかしがるような場所やないのに、口に出すのが躊躇われる単語。
俺はその場所で感じてしまうからか、言うのを躊躇うどころか恥ずかしく思う。
「言わないと、わからないな」
そう言いながら指先で俺の乳首を弾く陽平の目は、俺を虐めてるからかキラキラ輝いてる。
「コレ、小さいのにプニプニして、すごく触り心地がいいんだ。舌触りもいいんだろうな…」
「あぁ…ん」
「ほら、潰してもまた可愛く勃ち上がるよ。琳、言いなさい」
頭がクラクラする。
陽平の命令は、俺の理性を殺傷してしまうんや。
「ち、くび…舐めて」
あぁ、言うてしもた。
それまではあんなに恥ずかしかったのに、言うてしもた途端に俺は変わった。
スイッチが入ったように、もっともっとって陽平にねだった。
陽平の舌と指に翻弄されるままに、俺はただ嬌声を上げ続けた。
←Series Top
|