BT! Extra −陽平のお仕置き− ■しおりを挿む
「本当は、琳だけを先に攻め抜いてやるつもりだったんだ。でも琳が可愛すぎるから、予定変更。ただし、これは付けるからね」
ちょっと期待したんやけど、やっぱりお仕置きはされるんや…。
怖い…まったく知らんかっても怖いけど、狂いそうになるって聞いたから余計や。
「そんなに震えなくていいよ。可愛い琳に免じて、今日は最後まではさせない。少し我慢するだけで許してあげる」
「よかった…!」
「俺も、琳には大概甘いよね…」
陽平がパンツだけの姿になって、ベッドの上に行った。
手招きされてそっちに行ったら、手首を掴まれて引き倒された。
「あっ…」
陽平に受け止められたけど、体勢は崩れたまま。
それを陽平の手に回転させられて、俺はベッドに押し倒されるかたちになった。
「ようへ…んぅ…」
ぬるりと陽平の舌が俺の舌に絡む。
キスしたまま性急に乳首をつねられて、予測してなかった刺激に俺の身体がビクリと跳ねた。
「んんっ!」
こないだまで触られてもなんとも思わんかったその場所は、陽平の指に簡単に反応を示した。
ちょっと捏ねられただけで、ピリピリと痺れるような快感が走って、もっと触ってほしくなってくる。
「琳…気持ちいい?」
「…っうぁ」
囁かれて、ゾクリと肌が粟立つ。
声にならんくて、俺はただ頷いた。
「言って」
「やっ…」
「や、じゃないだろ? 気持ちよくないならやめるよ」
囁かれるだけでゾクゾクするから、言われへんのに…。
陽平はそれを知ってて囁いてくる。
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