グラディウスに助けられて私の指は何とか無事だった。(めっちゃ赤くなってるけど…)デリンジャーはめげずにまた私の指を掴もうと狙ってくるが流石に私もあの痛みは2度も喰らいたくないので捕まらないようにする。泣きそうな顔をするデリンジャーに近くにあったキリンのお人形さんを見せれば興味の対象が人形になった。そのおかげで泣かれることもなく指を狙われることもなくなったので両腕で もう一度抱き直した。

「名前」
「若様、」

名前を呼ばれて振り返ればドフラミンゴが部屋に入ってきた。どうされましたか?と聞けば ただ呼んだだけだ。と返される。ふふ、何ですかそれと笑い返せば私の隣に来てソファーの肘掛けに腰を下ろす。

「お前がデリンジャーの面倒見てたのか。」
「ああ、はい。ジョーラさんが私用でいらっしゃらないので私が代わりに。」
「あう、わうぁう」

デリンジャーがドフラミンゴにキリンの人形を見せる。ブンブン人形を振り見て見てと主張している。ドフラミンゴは私の腕からデリンジャーを抱き上げ、自分の腕の中に収めた。

「フッフッフッ、いいモン持ってんじゃねーか。」
「あうあうあー!」
「そうかそうか良かったな。」

何を言ってるのか分からないはずなのに赤ちゃんと会話するドフラミンゴに思わず笑ってしまった。眉間にシワを寄せ なに笑ってんだと不機嫌そうに言ってくる。



「ごめんなさい、可愛くて。」



まるで父親のようだ







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