今日はジョーラさんが私用でいないのでデリンジャーの面倒を見ることになった。首はもう座っているので抱っこするのに そこまで気を使わなくて良いのがありがたい。皆がよく集まる共用部屋、リビング的な部屋でソファーに座りデリンジャーの相手をする。(部屋には新聞を読んでいるコラさんがいて、ローくんとバッファローはトレボールに遊ばれている。ベビー5は飲み物の準備をするために先程出て行くところを見た)デリンジャーの身体を片手で擽るとキャッキャッと楽しそうに笑う。それが可愛くて可愛くてたまらない。2本の指を交互に動かしデリンジャーの身体の上を歩き回させると 楽しそうに私の指を掴もうとする。


「わ〜捕まっちゃった〜デリンジャー君、離して〜離して離して〜」


少し声のトーンを上げて演技っぽく言う。するとデリンジャーは満面の笑みで指を掴んだ手に力を入れた。待ってマジで痛い。「お姉ちゃん指が痛いよ〜。離して〜。」そう言っても この子は赤ちゃんなので私の言葉を理解せず笑いながら力を込め続けた。待って待って本当に痛いでも離してくれない。あまりの痛みに涙目になったら隣に座っていたグラディウスがデリンジャーの手から離してくれた。


「大丈夫か」
「大丈夫。デリンジャーって凄い力あるんだね。」
「次から気を付けろ」
「うん、ありがとう。」



ちょっと ときめいた。
いや、でも私はコラさん一筋よ。







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