「名前さーん!一緒におふろ!はいろー!」
「はいはーい ちょっと待ってね」

私とベビー5はたまに一緒にお風呂に入ったり一緒に寝たりしている。懐いてくれるから可愛くて可愛くて仕方が無い。自然とベビー5には甘くなってしまう。なんて恐ろしい子!着替え持ってくるから待っててねとベビー5に伝えると元気の良い返事がきた。ああ可愛い天使だ。


「ローくんも一緒に入る?」
「なっ…!入らねぇ!!」
「残念また断られちゃった」


顔を赤くさせて断るローがとても愛らしい。ニコニコしながら残念だな〜一緒に入りたかったな〜と言えば オレをからかうな!!と怒り出した。こんな可愛い子が将来あのイケメンになるのか…と感慨深く思う。イケメン、イケボ、七武海、何この三拍子。


「なんでそんなイヤがるの?別にいいじゃない入ろうよ」
「うるさいベビー5!」
「うぅっ…しくしく…」

泣きながら私にしがみ付くベビー5の頭を撫で慰めてるとローが私の服の裾を引っ張った。



「で、でも名前さんが どうしてもって言うなら入ってやんねーこともねー…」


ボソッと本当に消え入りそうな声。帽子を引っ張り目元を隠し、顔を赤くさせながら言ったローに眩暈がした。よし、じゃあ今日一緒に入ろうローくんと言おうとしたらコラさんがローを持ち上げ窓に向かってぶん投げた。窓ガラスが割れ彼は外に落ちて行った


「えええええ!??ちょっとちょっと!コラさん!何してるんですか!?」
「……」
「ロー死んじゃったかも!」


不吉なことを言うベビー5と共に慌てて窓の所に向かいローの姿を探すが夜なので真っ暗で何も見えない。ローくん大丈夫ー!?と叫べばコラソンてめーぶっ殺す!!叫び返してくれたので安心した。良かった生きてる。


「コラさん何であんなこと…ん?」


一歩間違えれば死んでしまうかもしれないの先程のコラさんの行動にドン引きしつつ振り向くと紙をズイッと目の前に突き出された。


[ローと風呂に入るな]
「え?なんでですか」
[アイツも、ガキじゃない]
「え〜まだまだ子供ですよ。」


笑いながら 今甘やかさなくていつ甘やかすんですかと言えば何だか不服そうな顔をするコラさん。また何かスラスラ書き出して私に紙を見せる


[甘やかし過ぎ]
「あっ、もしかしてコラさんも一緒にお風呂入りたいんですか?」
「…!?」


自分の口元に軽く手を当て、ふふふと小さく笑いながら冗談を言った。図星だったのか純情だったのか分からないが顔を赤くしたコラさんにトドメを刺す。
両手で口元を隠し目線を下に向け恥じらいながらボソッと”コラさんのエッチ”と呟けばボンッと湯気のようなものを出して何もない所でこけた。すげえやコラさん。何もない所でこけるなんて流石僕らのコラさん!



頭を床に思いっきりぶつけたみたいで四つん這いで痛みに耐えていた。もー大丈夫ですかコラさんと言って手を差し伸べれば素直に私の手を取り、反対の手で自分の頭を抑えフラフラしながら起き上がった。ドジっ子コラさん…。


「もーコラさん冗談ですよ〜 初心だなぁ」
「………………」
「痛い痛いコラさん痛いごめんなさい頬っぺたひっぱらないで」









ベビー5はローを迎えに行ってたので後半いませんでした。






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