あの後 結局2ラウンド目を迎え 目覚めた時の腰の痛みは半端なかった。体はダルいし腰は痛いしと最悪な体調だったが心は幸せに満ち足りていた。そう、私とコラさんは晴れて恋人同士になれたのだ。これ以上の幸せはない。あと、本名も教えてくれた。2人の時は俺の本当の名前を呼んで欲しいと言われた時の私は天にも昇る心地だった。こんな幸せでいいのだろうか。バッファローに「ずっとニヤニヤしてて怖いだすやん」と言われたが気にしない。幸せなんだから仕方ない。

幸せに包まれながら今日もお気に入りの場所に向かいお気に入りのソファーに腰を下ろし本を読む。数十分程経った時にロシーが来て私の隣に座った。いつもは向かいのソファーに座るのに今日は私の隣だ。しかも近い。これが恋人効果…!!なんて感動してたら腰に腕を回されズイッとロシーの方に引っ張られる。ただでさえ近かったのに今では密着した状態だ。ドキドキして本を読めない。

「名前、」
「こ、こんな所で喋って大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。能力使ってるからな。」
「じゃあ安心ですね。」
「なぁ」
「なんですか?」



「名前、呼んで欲しい」




ああ可愛いすぎて、私、爆発しそう。






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