ドフィに沢山飲まされたのであろう名前を抱き上げて部屋を出た。彼女は楽しそうに俺の帽子の垂れている部分を交互に引っ張っていた。チラリと顔を盗み見すれば赤く染まった頬に とろん、とした目。なんというか、凄く扇情的だ。ゴクリと生唾を飲み込み急いで自室に連れて行く。

自室に着くと俺は名前をベットに寝かせる。彼女はふふふと笑いながらコラさんの匂いがするー、と呟いた。なんて可愛い事を言うんだ…。彼女は上半身を起き上がらせると俺の首元のシャツを引っ張り、唐突に怒り出した。

「おいこらコラソン」
(呼び捨て…)
「ほんとーは、しゃべれるんだろぉ」
「…!!?」

何故だ何故知っている。確かに俺はドジっ子だが喋れることがバレるというヘマをした覚えがない。サーと冷や汗が出てくるのを感じていると名前は俺の胸に顔を埋めた。今度は冷や汗がぶっ飛んで心臓が激しく鳴り響く。

「しゃべれるようになって、」
(あれ…バレてない…?のか…?)
「わたしの名前、よんでよぉ」
「……!」

俺の胸に頭をグリグリ押し付けて甘えるような声で言うその台詞に理性というダムが決壊しかけた。名前の体にいやらしい意味で触れようワナワナ震える自分の両腕を何とか抑えるが正直辛い。コラさん好き…と呟かれた声を聞いた瞬間 早くも俺のダムは決壊した。


「こらさっ…ん、ンンっ…」
「……」


夢中で名前の唇を貪り食う。酸素が足りなくなって開いた口から自分の舌を滑り込ませ彼女の舌と絡め合わせる。俺の唾液と名前の唾液でぐちゃぐちゃだ。頭がまともに考えられないが凄く気持ちいい。いやらしい彼女の声にどんどん興奮してくる。もう駄目だ止められない。






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