私は煙草が嫌いだ。そしてお酒も苦手だ。飲もうと思えば飲めるが美味しいと思えないので あまり飲みたいと思えない。そんな私の頬にグリグリと酒瓶を押し付けてくる人物はドフラミンゴだ。ぐぐぐ、と押し返す。どう見てもコレ度数高いだろう。

「飲め」
「昼間から飲むのはどうかと…」
「フッフッフ!俺らは海賊だ。好きなときに飲めばいいんだよ。」
「ごめんなさい私お酒苦手で…」
「俺の酒は飲めねぇのか?」
(くそったれめ…)

お世話になってる身の私が強く言い返せないと分かっていてグイグイ迫ってくる。心底嫌な顔をしていると「フッフッフッフ!!なんだそんな顔も出来んじゃねーか」と喜ばれる。なんかもうホントやだな。ため息をつくと、このやり取りを見ていたベビー5とバッファローが自分が飲みたいと主張し始めた。


「フッフッフッフ!!これは度数強いぞガキ共。」
「私のめるー!」
「余裕だすやん」
「だめ。子供は飲んじゃだめ。」
「「えー」」
「イイじゃねえか。どうせ名前は飲まねぇだろ?なら俺はコイツらに飲ますぜ」
「えっ。」


ドフラミンゴはニヤニヤしながら私の前で酒瓶を揺らした。つまり、子供達に飲ませたくなかったらお前が飲めって事か。痛くなってきた頭に手を当てて、分かりました私が飲みますから子供達にはあげないでください。と伝えれば 最初から素直に飲んどけば良いんだよ。と返された。くそったれめ。
ベビー5とバッファローは「ずるーい!」と私の体を激しく揺さぶる。「子供はお酒を飲んではいけません。」デコピンしながら言ってやる「最近名前さん厳しいよね…」とコソコソ話し出した。この厳しさは愛故です…。










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