晩ご飯の片付けも終えて、セニョールさんと少し談笑して、さあ部屋に戻ろうと廊下を歩いていると子供達3人がお風呂の扉の前で集まってた。風呂のドアノブがガチャガチャ音を鳴らしてドンドンと叩く音が聞こえる。そのドアを3人で抑えている。
ははーん。イタズラか。何となく閉じ込められている人が思い浮かぶ。
3人に近付きコラっと声をかけ眉を潜めながら3人を見つめる。すると最初にバッファローが言い訳をした。



「これはローの計画だすやん!」
「おいってめぇ!バッファロー!」
「悪いのはこいつだすやん!」
「ざっけんな!てめーも同罪だ!」
「きゃははは」


バッファローとローは口喧嘩をし始めベビー5は何が面白いのか2人の喧嘩に笑っている。でも3人ともドアを開けようとはしない。ドアの叩く音が激しくなってきた。


「3人とも やめなさい。コラさんを虐めちゃだめ。」
「コラソンはいっつも おれを叩くだすやん!」
「私を虐めてくる!」
「おれを投げ飛ばす!」


今度は それぞれ主張とブーイングをし始めた。「名前さんはいつもコラソンの味方だすやん!」「ほんとソレ!コラさんずるいわ!」「なんであんなクソ野郎を!」皆の不満を腕組みをし、うんうん頷きながら聞く。思ってたより皆不満が溜まってたようだ。たしかに私はコラさん贔屓だ。

「私の世界はコラさんで回ってるから仕方ない!」

ドンっと胸はって言えば3人は目を見開いて固まった。するとベビー5はボロボロ涙を溢し始めてギョッとする
「うわあん やっぱり私達なんかよりコラさんの方が良いんだぁあ〜 うわああああん」「え、わ、待ってベビー5泣かないで、ごめんねそんなつもりで言ったんじゃないの。」スッとしゃがみ込みベビー5を抱き締める。背中をぽんぽんして上げると涙を拭いながら私を見上げ「うぅっ…ほんっ…と、…?」と聞いてきた。


「本当だよ、コラさんも大事だけど3人も大事なんだよ?」
「……うんっ、ぐずっ」
「じゃあさ もし今度虐められたら私の所においで?コラさんを メッて怒ってお仕置きしとくから。ね?」
「うん!」


あれさっきまでボロボロ泣いてたのに何かすぐ立ち直ったような…。なんか凄い満面の笑みだし鼻歌うたってるけど…。あれもしかして この子嘘泣きした?まぁいいか。ベビー5の頭を撫でながらロー達に扉開けてあげて?と言えば不満そうに開けてくれた。



開いた扉の先には 逞しく、たくさんの傷がある上半身。下半身は腰に巻かれたタオルがある。風呂上がりなので顔にはいつものメイクはなく すっぴんだ。ボッと顔が赤くなるのが感じた。
「こここ、コラさん服は…」と目線を泳がせながら聞くとバッファローが隠しただすやんと鼻をほじりながら言った。思わずバッファローの耳を引っ張った。痛いだすやん〜と言ってくるが そんなの知らない。お仕置きだ。

恥ずかしくてコラさんをまともに見れず視線が足元にいってしまう。私が服を取りに行くと伝えている最中、視界に白い布が落ちてくる。
ン?と視線を上げると なんとコラさんの立派な下半身が露わになっていた。


「コラさん ちんこ丸見えだすやん」
「…!??…!!」





わたわたと慌てるコラさんに背を向けて私は叫びながらその場を走り去る。なんてこった、これが所謂ラッキースケベって奴か!!!!!






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