作り置きしてあるパイ生地、さくらんぼ。
こうなればもうやることは決まっている、3時のおやつを作ろう、船長の大好きな。



「バージェスさーん、おやつ作り手伝ってー」


「ああっ!?俺が!?」



いやだ、と言うバージェスをなんとか説得して2人でおやつ作りを始めれば、オーガーがエプロン姿のバージェスを見て鼻で笑って小さいケンカが始まったりラフィットがエプロン姿の名前を見てにやにやしたりと、騒がしいおやつ作りだったが無事船長のための大きなチェリーパイは完成した。




「船長、3時のおやつ、いります?」



「3時のおやつ?…おぉ!チェリーパイじゃねえか!名前の作るチェリーパイは世界一うめぇからなぁ!ありがとうよ!」



船長が嬉しそうにチェリーパイを口に運んだ時



「おい名前、もうこれねえぞ」


「ああ、お砂糖?バージェスさんさくらんぼにたくさんかけてたもんね…」




その瓶には"塩"の文字が




船長の叫び声が響いた。



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