今日の朝は目玉焼きを作ろうとしたがこの船のクルーの大きさに合わせてるのかフライパンが大きい。
いつもはフライパンや重い器具を使うときは誰かが手伝ってくれるのだが、あいにく今はまだみんな寝ている。



「…あっつ」



フライパンが大きい分、油の跳ねかたも激しく腕に飛んだ油で赤い跡がいくつかできてしまった。



「代わろう」


後ろから伸びてきた手を辿ると今起きたばかりの様子のオーガーがいた。



「あ、おはよう」


「危なっかしくて、見ていられないのである」


「ありがとお」



目玉焼きをオーガーに任せ、となりで野菜を洗っていると、




「…オーガーさん、焦げ臭いんですけど」



「…焦げてなどいない」


「焦げてますね、やっぱあたしやるんで待ってるか寝てるかしててください」



「………」











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