地球に優しく
□当サイトの天使の入れ知恵と双様宅紗弥の ○×フラグコラボ
□佐藤視点ほぼ語り
□天使の入れ知恵連載のネタバレ
佐藤視点
最近、あいつの顔が少し痩せた気がする。 1か月の年月というのはこうも時が早かったのだろうか?
俺とあいつが出会って早4年1gも減らなかったくせに。
俺がわざわざダイエット雑誌を買って特訓して やったのに(特訓という名の暴力)
24時間フルマラソンまで付き合ってやったの に(付き合うという名の強制)
下剤とか飲ませた時も風邪を引いた時も一向に 痩せなかった奴の
脂肪が減っていた。
理由は田村のせいだろう。
1か月前から知り合ったという彼女、ごくたまに豚(モブ子)の家に遊びにいっているみたい だ。
今現在も部屋に遊びに来ていてとてつもなく部屋に入りづらい。
「そうだ、野球しようよ。痩せるよ」
「団体競技なんて嫌いだ!滅びろ野球「・・・ ほら友達集めてさ」 紗弥のほとんど男子じゃん!!男子しかいない!!男子地球から全滅して!!」
・・・・これが現代高校生の会話なんですか ね? 田村という少女はどうやらあの豚を外に出させ たいようだ。
無駄とは思わないのだろうか? 俺だったら絶対やらない。なんであの引きこもりを外に出そうとするのかがわからない。こん な仕事じゃなければ関わりたくないナンバー1である。
「佐藤っていう人も呼ぼうよ」
「はぁ!!?あの目死んでるやつなんか無理絶対無理!!きっと真顔で あなたが野球ですか?豚は豚らしく四つんばいになって歩いてなさい!っとか言うよ絶対!」
「早乙女と気が合うんじゃない?」
「紗弥は会ったことがないからそんなこといえるんだよ!!」
廊下から聞こえてくる雑音(モブ子)がすごくめざわりだ。
ぶひぶひ言いやがって・・・
こっちは中原歩実をお前から遠ざけるので必死 というのに・・・ 俺の中でプチリと何かがキレ
モップを持って部屋へ侵入した。
「二酸化炭素吐くんじゃねーよ。豚が」
そういった瞬間2人の表情が固まった。
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