トラブルメーカー
▽△唯side
「鷹野!!今郷高校にいこうぜ!!」
「・・・はぁ?」
とある昼下がり、私は市ノ瀬という汚物とアル先生というロボット兵器を排除しようと先日出会った歩実から教わった戦い方を実践していた。
まぁ、結果はご覧のとおり、惨敗。
ほんと、ゴキブリ並に這い出てくるよね。まじで。
今にも手元に持っている缶ジュースをひねりつぶしそうになって
3分後、川村の発言。こいつ何、考えているのだろう。
本当に空気が読めない。そして学校名を聞いて頭が痛くなった。
今郷高校とは平たく言えば殺し屋作製マシーン。
各国のご子息や令嬢をとんでもない世界へと導くすっごい学校なのだ。
そんなね、一般人の私が行った所で何になるのよ、悪くて死亡良くて廃人だっつーの。
そんな私の思考とは裏腹に川村は・・・
「あの学校オレの脳内かわいこちゃんランキングに入っている子が多いんだよ!!」
「・・・だから?」
「ナンパしにいこうぜ!」
そういって笑う彼に腹がたち、手に持っていた缶ジュース(炭酸を)顔に向けて思いっきりふたを開けた。
***
唯side end
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