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::そして、夜になる あとがき



色鮮やかな人→髪や目を自然で表現=自然のように自由な人=何者にも縛られない


赤っぽい黒に染まった→色を重ね過ぎたらそういう色になるらしいということと、ジオさんの欲しがりたい+物足りないを表現。

赤の絵の具を押しつぶす→欲望を前に躊躇なし

絵の具をたくさん使ってしまう→手を出すのも早い

モブの服の色→紫は男性を誘う色らしいので。さらに、そこに絵の具がつくシーンで紫に色鮮やかな色が付着→星空のよう→彼女は星になる→死につながります。

「いいなぁ、君は」→ここで押し倒しているのは、満ち足りた彼女が羨ましい=欲しくなったため。食人です。

世界は黒に染まっていた→夜は死者、化物のせかい。モブは死者に、ジオさんは昼間より、化物になりました

左手でぬぐう→食人で口周りが血に染まってます。それを左でぬぐうことによって、血が頬までのびます。人の顔の左側に本性が現れるそうなので左にしました。そうして、片方だけつり上がったような口角のように仕上がります。不満げなものの、不気味に笑う様子ってすごい化物チックで好きなんです

絵の具は押しつぶされている→欲望を叶えるものがなくなった

「たりない」→それでもまだ求める

ぬめりがあったソレ→いわずもがな、彼女の臓器です。禁忌を犯してでも欲望を叶えようとする。

「ちがう」→それでも満ち足りない

彼はまたつぶやき、別の絵の具をひねりつぶし書き続ける→
たりない、禁忌を犯す、それでも満ち足りない。この3つがどこまでも欲を求め、どんな手段を用いても求め続け、それで叶っても満ち足りず、目移りするジオさんをイメージしました。


彼女自身となった絵画は完成しなかった→彼女の臓器を使ってでも描かれたものの、ジオさんが満足することはないので完成しません。また、ジオさんが何かに満たされることもないとおもったのでこの終わりにしました。

以上、私が考えた解説。
小説の解釈は個々それぞれでいいと思います。



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2016.09.27 (Tue) 10:23
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