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▽春にまた(進千)


「一年だけ待って」


……2012/05/04 18:32


「晃一」

「ん?」

晃一とは一年だけお別れ。
それは晃一が馬鹿をやったからだ。
本当は晃一の傍で待っていたい。
けど、それは許されないことだから。

「歌って」
「…は、はぁあ!?」
「もしくは、ギター」
「持ってないよ」
「じゃあ…ハーモニカ」
「無理だよ。つか、急にどうしたの?」

晃一が可笑しそうに笑う。
人の気も知らないで。

「…晃一に飛び級できるだけの脳があるならなぁ…」
「むちゃ言うな」

呆れた様子の晃一に溜め息。
それから、ゆっくりと口を開いた。

「私は、●ーミン」

今度こそ、晃一は理解できないといわんばかりの顔をする。
分からないかなぁ。

「次の春、晃一が来るのを待ってる」

「あ、そういうこと」

やっと合点がいったという顔。

「●ナフキンはね、孤独になるために旅をするの」
「うん」
「●ーミンが一緒に行こうって言っても断る」
「…うん」
「…寂しいなぁ」

ポツリと呟いた。
本当は凄い不安。
怖い、晃一は優しいから。
私以外の人にも優しい。
特別じゃない。
それは凄く悲しいこと。

「別に俺は●ナフキンみたいに旅には出ないんだけどな…」
「それでも、いや」

拗ねたようにいう私の頭を撫でながら晃一は笑う。

「千佳、」
「…うん?」
「おやすみなさい」
「ばかじゃないの…」

絶対、春一番に起こしに来なさいよ。

―――――……


千佳ちゃんは一年近く眠るのか…●ーミンより気合い入ってんな…

えっ…あ、はい!
冗談です、すみません!

少なくとも、私の目にはこんな風に写ってたんです
●ーミン面白いです!
原作●ナフキンの所業一覧とか作ったら絶対カオスだと信じて疑いません!

後で伏せ字入れます!


入れました!

――――……

会えるんじゃなくて、会うんです
それでは、





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