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〜あらすじ〜…という名の補足

働かない者の急増により政府が出した革命
それによりニートが保護という名の最下層の身分となってしまった世界で暮らしていた井浦
しかし、ある日突然ニートの疑いをかけられ、警察に連れていかれることに!

更に職業安全保障センターにて、悪徳上司の陰謀で職業を回してもらえず、社会適合試験もないままニートの最終処分先であるペットショップに送られてしまうことに!

だが、その途中、須田という職員により助けられ、この階級社会を無くすため、反政府ライターである堀に情報を流してくれと依頼される

須田と話を合わせ、単独で動くはずの井浦は何を思ったのか、須田を道連れに行動を共にすることを決断!

いざ、排水溝の中へ!


…私、説明下手だなぁ…




・二人はTobowchu

須「なぁ、下水ってかなり臭いと思わない?」
浦「こんな汚い場所通っていけっつったの誰だよ」
須「俺だな、思い付いた時はかなり良いと思ったんだよ」
浦「アニメの観すぎだ、馬鹿」
須「うわぁ…これ、マジ服に臭い付いたりとかしないよね?」
浦「付くんじゃない?慣れれば、良い臭い良い臭い」
須「お前、良いにおいとか言ってるがな、全部くさいって字になってるからなっ!!」
浦「漢字変換のミスだろ、いちいち目くじらたてるな」


・森林公園に着いたけど…

須「おいおい、うそだろ…囲まれてるぞ…これじゃ、外に出られない」
浦「お前、もしかして何も考えないで言ってたのか…?」
須「…そ、そんなわけないだろっ」
浦「………」じぃー
須「よーし!別の出口を探そう!!」

〜三十分後〜

須「まさかとは思うが、出口が全部塞がれてるなんてことは…」
浦「当たり前だろうな」
浦「それにもうすぐ追手が来ても可笑しくはないと思うぞ」
須「じゃ、じゃあ…どうしろっていうんだ!」おろおろ
浦「…お前、意外とナイーブだな」キャラホウカイハゲシイゾ
浦「こういう切羽詰まった状況になると人間の本質ってもんは出るんだな」しみじみ
須「感心する暇があるなら出口探すぞ!」
浦「はいはい」


・結局、強行突破しました

浦「…はぁ…はぁ…これで全部か…」

須「うわぁ…本当、お前なに考えてんの…暴力で訴えるとか…」
浦「…自首しようとか言い出したお前に言われたくねーよ」
須「よくも手錠した状態で…」
浦「…火事場の馬鹿力ナメんなよ…はぁ…」ぜぇ…ぜぇ…
須「もしかして疲れてる?」
浦「か・な・り!」
須「そっかぁ…ニートだもんな」
浦「だーかーらー俺はニートじゃないのっ!!」


須「とりあえず、奴らの服を借りよう。これ、結構臭い付いちゃってるし」
浦「俺、手錠とかしてるから着替えられないんだけど」
須「あぁ…でも、報道されてるから緑は見立つしなぁ…パーカー、は逆に怪しいし…あ!」


・浦「え?キャラが違う?このサイトじゃ日常茶飯事!」

須「いやぁ良かった良かった、まさか本当に手に入るとは思わなかったわ」
浦「……」ぷるぷる

須『あ!』
浦『?』
須『ウィッグ!髪の毛の色を隠す他、長さも弄れるし、上手くすれば顔も隠れるし!』
浦『んなうまく、あるわけ…』


・説き伏せました

須「髪は黒のロングストレート、服はズボンくらいは脱げるだろ?スカートに着替えて、上からカーディガンを羽織ろう。帽子も一応必要だよな?」
浦「なんで、お前そんなに張り切ってんだよ。つか、俺背ぇ高いし女装は無理があるんじゃね?」
須「イケる!全然、余裕だろ。少なくとも俺の中じゃ守備範囲内だ」
須「ちょっと服を用意する必要があるな。俺、ちょっと行ってくる!」
浦「あ、おいっ…ちょ、待てよ!」
須「安心しろ!全然に戻ってくるから!」びゅーん

浦「…は、はえぇよ…(引)」


・説き伏…せてない?

須「と、まぁ…そんなこんなあって俺は井浦の元に戻ってきたわけだが…」
浦「誰に向かって話してんだよ」

須「全然、似合ってんじゃねぇえかっ!!!やっぱり俺の見立てが良かったに違いない!」
須「てゆーか!元から目とかくりくりだったし、イケると思ってたんですがねっ!」

浦「いけないいけない、俺、成人男性だし」
須「よし、仕上げるぞ!」
浦「まだやるの!?」
須「やるからには徹底する!俺の鍛え上げられたメイク技術ナメんなよ!」
浦「…そりゃ…見りゃわかるけどさ……つか、なんでお前も女装してんの?」
須「向こうも此方が二人揃って女装してるとは思わないだろ。あ、似合う?」
浦「無駄に可愛くてムカつく」
須「ありがとう。俺もお前くらい身長があったら良かった」


・須田は二つ結びが似合うと思うんです

須「一応人通りの少ない道を選んでみたが、端から見れば、完璧、ペットの散歩をしてる可愛く可憐な御嬢様だな」
浦「自分でいうな、萎える。寧ろ、喋るな。そして俺はペットじゃない」
須「もっと高い声意識してこーぜ、せっかくの可愛い顔が台無し」
浦「可愛くなくてもいいよ、別に」
須「えー俺は可愛いのが見たいなぁ」
浦「ふざけんな」

モブA「あれぇ?君たち、すっごく可愛いねぇ」
モブB「俺たち今、暇してんだけどさぁ。良かったら遊ばない?」

須「…これって、まさか…」
浦「……ナンパだろうな、お前がこんな格好を選んだせいで」ぼそっ

モブA「てかこれ、片方ニートじゃん!うっわぁー女のニートって初めて見た」
浦「……っ!」
モブB「高いんでしょ?女のニートって」
モブA「へぇ…ちゃんと首輪してるんだ…俺、こういうの嫌いじゃないかも」ぐいっ
浦「…ぐっ」
モブA「あー…まじそそるわぁ…起ってきたかも」
モブB「はやっ…俺はどちらかっつーと、此方の小さなご主人様の方が…」ぱしん

須「さわんな」

モブB「おーこわっ…でも、お兄さんたちの方が怖いんだよぉ?」
モブA「ははっなにぃ?お前、フラれたの?」
モブB「うるせ、今落とすとこだよ」
モブB「ね?お兄さんたちと一緒に来て楽しいことしない?」
モブA「なんなら、あのペットちゃんだけでもいいからさ。貸してくんない?絶対返すからよ」
モブB「えぇー3Pとかキツくない?」
モブA「ばーか、キツい方が良いに決まってんだろ!」

須「…行こうぜ」ぐいっ

モブA「おいおい、連れないこというなよ〜、な?ペットちゃんもそう思うだろ?」ぐいっ

浦「……ぃ」

モブA「はぁ?なに?もう一回言ってくんない?」

浦「俺はニートじゃないっつってんだよっ!!」ガツンッ

モブA「…っ!いってぇなぁあ、このクソアマァ゙ア゙!!人が下手に出てやりゃ調子に乗りやがって!!」
モブB「もういい!無理矢理にでも連れ込んでやろうぜ!」

浦「…あぐっ!」

須「…井浦っ!」
浦「くそっ…スカート動きにくい!!」
浦「何か…何か、武器になりそうなものは…」

浦「あ、あれは…!」


・鉄パイプあれば、最強じゃね?

浦「はぁ…はぁっ…気絶、したよな…?」ぜぇ…ぜぇ…

須「相変わらず、見事な動きだな。剣道か何かやってた?」
浦「いや、じいちゃんにちょっと教えられたくらい」
須「ちょっとって、お前…」
浦「あー…本当、手錠邪魔だわ。鎖とか掴まれたら動けないし」
須「そこは自業自得だから、我慢しろよ」
浦「ハンデなかったら目的地まで強行突破してた」
須「だろうな」







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