※監禁?
「カノ、起きてくださいッス」
カーテンの閉め切られた暗い部屋の中に存在するのは簡易なベッドのみ。
テーブルも椅子も、箪笥も何もない。生活感に欠けた部屋のベッドで寝ているのは大好きなカノ。
目には真っ白な布を巻いている。今日も交換してあげなきゃッスね。
部屋の壁に掛けられた鍵を手に取り、ベッドのパイプを見る。
ベッドのパイプ部分には鎖が繋がれていて、その鎖はカノの足へと伸びている。一度、逃げようとした時に付けたものだ。
あの時は真っ青な顔をしながら必死に謝ってくるものだから、つい限度を忘れて遊んでしまった。ぐったりと動かなくなるカノには庇護欲を掻き立てられたものだ。
「カーノ?最終通告ッス、五秒以内に起きなかったら媚薬飲ませて放置。ごーよーんさーん、」
優しい声で囁けば、ビクッと身体を震わせカノが飛び起きる。
「よし、起きたッスね」
カノの反応に満足しながら頭を撫でてやろうと手を伸ばす。が、触れようとした時、カノが微かにひっと声を上げたので予定変更。撫でてあげないッス。
近くに置いてあった水差しを手に取り、頭から水を被せてやる。
本当は殴りたかったけど、それをやると怯えて大変なことになるのでやめておく。
調教っていう意味じゃ、それが正しいんだろうけど傷つけたいわけじゃないから。
大切にしなきゃいけないから、もっともっと守らなきゃいけないから。
「あ、そうッス!今日はカノに朗報があったんスよ!」
明るい口調で言うと、見るからにカノが警戒していたが、
「その足枷、外してあげてもいいッス」
アメをあげると、ほら、すぐに食い入るように見てくる。そんな現金なところも大好きッスよ。
余さず残さず骨さえしゃぶり尽くしたい。
―――――……
ちょっと書きたいのとは違うなぁ…って、
今、最初から書き直してます