ボンジョルノ!俺今かなりテンション高いんだよ、なんたって今魂の祖国日本にいるからね!あとで寿司食おう。その前に、
「てめえ等何を企んでやがる?ゲロっちまわねぇと、」
早くこのイベントやり過ごさないとな!
〜指輪<<<寿司〜
「卸すぞー(棒)」
「そこで棒読みー?!!」
さすがだな未来のボンゴレボス!ツッコミ力半端ないな!!つーかまだディーノ来ないの?俺早く寿司食いに行きたいんだけど。
大トロ中落ちサーモンいくらうに中トロ海老いかたこハマチとりあえず全部コンプするしかないな!それにしても、
「弱ぇーぞー」
うん、この状態でボスと戦うことになったらこいつ等3秒であの世逝きだよ。まぁそこはかてきょーである赤ん坊達の仕事だよな!俺は知らん。
「…………あれ?スクアーロ?」
「よぉディーノ。久しぶりだなぁ」
なんだよロマーリオ連れてんじゃねぇよへなちょこじゃないお前に用は無ぇ!
この場にいる全員唖然としてるみてぇだな………ついでに盗っとくか。
「こいつは貰うぞー」
「!あぁ、ハーフボンゴレリングが!!」
あ、いやちょっと待て!その前に門外顧問の子は気絶させとこ。じゃないとこの子かなり不憫だったような気がする!
「眠ってろぉ」
「っあ…………!」
「!スクアーロ、お前…………」
大事なこと思い出してよかった!!ディーノが信じられないって顔で見てくる。
でも俺が結構非人道的行いをするときのだいたいの起因はクソボスなの知ってんだろお前!
……まぁいい、これで心置きなく聞ける。
「おいディーノ、これは偽物か?」
「!っ何を根拠に………」
「偽物なんだな」
「バカディーノめ」
ディーノ分かりやすいな、本当にありがとうございました。ちなみにバカって言ったのは奴の元かてきょーのリボーンだ。俺もその意見には同意するぜー。
「ったく、こんなもんに金かけてんじゃねーよ馬鹿か。その様子じゃてめーが本物持ってんのか?」
「……………っ、」
「図星かよぉ!」
「っくく。反応が正直すぎるぜぇ、ボス」
「全くだぞ」
結構原作忘れてる身としては当たって嬉しいっちゃ嬉しいんだけどもだがしかし。つーか10代目ファミリーかなり置いてきぼりだな。
まぁ俺的にはクソボスからの理不尽な扱いを受けないっつー収穫あるけど。本当に思い出してよかった。
「ど、どうなってんのー!?」
「そういやおめー何しに来たんだ?」
「例のリングとジャッポーネの10代目候補の首獲ってこいってさ。だるいけどうぜーのに絡まれずに済むし鬱陶しいのはいないしガキのお守りもないからな。
単身で来れたのは個人的にかなり俺得だったりする」
「オレの首ー?!!」
本当にレヴィはうざい!睨まれる俺の身にもなってみろ、多大なるストレスなんだからな!ベルは何かしら必ずぶっ壊すし、マーモンかわいいけどがめついし!
ルッスーリアは視姦してくるし!XANXUSは理由もなくなんかしてくるし!
あとXANXUSに関わると必ず俺の頭がサイレンガンガン鳴らすんだよね、俺に何しようとしてるんだ奴は。
だから単身日本に来る間ずっと思ってたんだよ、これが自由ってヤツか…………みたいな。
「他にも目的があんのか?」
「あ、そうそう俺寿司食いたいんだけどいい店知ってるか?そういやランキング小僧も日本にいるんだったか?」
寿司屋ランキングとかあるかなー。あとは任務に宛がわれた期間ギリギリまで使って日本全国美味いもん巡りしてから帰る。
お好み焼きと八つ橋が俺を呼んでるぜぇ!あー天むす食いてぇ。
「いやいやお前あいつからの任務はいいのかよ!?」
「いんでね?接触したらお前に邪魔されたっつったらクソボスも引きさがんだろ。リングも偽物だったって言えばよくね?」
パスタじゃない麺類食べたい。ラーメンでもいいよ。本音は蕎麦かうどんか素麺だけど。
あと確かにXANXUSの超直感は厄介だが真実混ぜながら言うと気づかれにくいんだな。多少の違和感はあるらしいけど追及する程度ではないみたいだ。
「いや、お前とっとと帰った方がいいと思うぞ」
「え?何でまた」
「もしお前がギリギリまで日本堪能してみろ、奴は勘違いして総出で日本にやって来ると思わねぇか?」
「……………………俺、帰るわ」
「あぁ、そうしとけ。ま、すぐにまた来ることになるだろうがな」
「だなー。寿司食べたかったぜぇ………」
本当に残念でならない………だがしかしあのクソボスが来る可能性が否めない限り俺はいち早くヴァリアー邸に帰るべきだな。
はぁ………束の間の自由が………消えていくぜぇ…………。
「まぁそう落ち込むな、今度オレ直々にオススメの美味い寿司屋に連れてってやる」
「おー。楽しみにしとくぜぇ、あばよぉ!」
火薬を飛ばし粉塵を巻き上げ姿が隠れた隙にその場から脱出した。……XANXUSの暗殺頼んだら誰かやってくれるかなぁ………。
いやバレたら俺が殺されるなぁ。はーめんどくせえええ!
fin.