束の間の休息(50/64)


不動産屋が燃えて無くなったんで、沢田少年が最初に居た森に行くことになった。まぁパッと見て罠とか無いし敵の気配もしないし今のところ問題無いでしょ。てーかいつの間に並盛に森出来たんだ。

「ではまず今の戦力の確認だけど負傷していて前線で戦えそうにないのが獄寺君にバジル君、ラル・ミルチに了平君に野猿に太猿だね」

「いいや!!」

「オレ達は戦えるぞ!!」

「なんのこれしき!!」

「うるせえぞ」

騒ぎ出す負傷者達にリボーンが威嚇射撃する。やっぱ銃って音煩いなぁ………消音器使わないのかな、リボーン。

「じゃあ次に今使える匣兵器を確認しよう」

「なあ、おい。先刻の戦いで雨イルカを見たがありゃ誰んだ?」

「……拙者のアルフィンだ」

「他の匣兵器とのブレインコーティングはしてあるのか?」

「ブレインコーティング?」

「なんだ知らねーのか。知能の高い雨イルカにのみ搭載された、別名匣間コンビネーション発動システム=v

何それ雨イルカパねぇんだけど!要するにあれか、合体技が発動出来る訳か。

「そうだ…!!すっかり忘れていた!!」

「そういえば助太刀の書にも書いてありました」

お前等なぁ………本当、よくここまで生きてこれたよな………。何なのこのミラクル、これが所謂主人公補正ってヤツなのか?

「使わない手はねえ、全員匣兵器を開匣するんだ!」

めぇこを召喚するといつも通り突進してきた。おぅふ、ホント歪みねぇな………が、何故か離れない。おうおうどーした?今は雨イルカのとこ行かなきゃいかんぞ?いやまあかわいいからいいんだけどね、このシャイボーイめ☆…………かなりキモいな、俺。

「と、とにかく……この戦力でユニを守る作戦をしっかり練ろう。いいね綱吉君…」

「ハ、ハイ!!」

これ本当に大丈夫なのか?しかしあれよね、明日の今頃たぶんもう帰ってるんだろ?勝ったら、だけどさ。………想像出来ん。

「…………あの、」

ラルからおしゃぶりを貰い受けたらしいユニちゃんが話しかけてくる。まぁ俺がリボーンに預けたのはたぶん既に受け取ってるだろ。じゃなきゃ困るなー。

「お話が、あります」






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