前哨戦(23/64)


「たった今、イタリアの主力戦の情報が入ったぞ」

「お、マジで?」

「マジっスか!?」

「あぁ。XANXUSが敵の大将を倒したらしい」

やっぱり勝つよなぁ。つかここで勝っとかないと後々かなり面倒なことになるだろうからな、うん。まぁ一応一安心しても良さそうな雰囲気だよね。
次は何だっけ………あーチョイスだっけ?たぶん俺は参加しないけど。しても無属性としてだな、あとはターゲット何たらが入江君につくっていうのがネックだよなぁ。
見るからにひ弱だし。

「その心配も無ぇぞ。敵は撤退し始めたそうだ」

「ってことは勝利じゃないか!!」

「まぁな」

「これなら行ける、ボンゴレの戦力は想像以上だ!主力部隊を追い込むなんて!!」

「急に興奮しやがって………」

『いいや、ただの小休止だよ』

ホログラムで1人の男が映し出される。こいつが白蘭か、例のマシュマロ厨。つーか糖尿病になればいいって思うの俺だけ?

『イタリアの主力戦も、日本のメローネ基地もすんごい楽しかった。前哨戦としては相当有意義だったよね♪僕を欺こうと頑張る正チャンも面白かったなぁ』

「!!じゃあ僕が騙してたのも…………」

『うん、バレバレだよ。だって昔から正チャン僕のすることなすこといつも否定的な目で見てたもん』

「………あなたは…………間違ってる!」

『ほーらきた。しっかし正チャンもつくづく物好きだよね、まだケツの青いボンゴレ10代目なんかに世界の命運を預けちゃうなんてさ』

お前はそのケツの青いボンゴレ10代目に倒されるんだ、なんて言ってやんないけど。
でもそこまでして世界征服っつーか新世界やら何やら欲しいなんて思うか?正直そんな魅力的に思えねーわ。

『ここまで楽しませてもらったのは確かだし、それに副官に裏切られたあっちゃリーダーとしてのプライドに関わるだろ?』

「待って下さい白蘭サン!そう簡単にいくでしょうか!?」

『お、元気だなー正チャン』

「あなたは7つのうち5つのマーレリングを失っている。もはやあなたは翼をもがれた鳥だ」

『う〜ん。ま、それが本物ならね』

「!ニセモノ!!」

『もちろんそれもAランクのスゲー石なんだけどね、7^3はもっと特別なの』

ものすごいタイミングよく入江君のリングが壊れた。ありえなくね?空気読みすぎだろうよリング。それともあれか、白蘭のと連動でもしてんのか?

「だけど…」

『悪いけど正チャンには秘密で他に組織してあるんだ』

「!?」

『紹介するね、彼等が本物のミルフィオーレファミリー6人の守護者の真6弔花♪』






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