晴の守護者(7/64)
「極限無事かー!」
「うわっ!」
気配あんなに薄いのにいきなり大声出すな!つーか何で笹川兄が俺の所に?なんか接点あったのか?
「おぉ、本当に小さくなったのだな!」
もしや俺を見に来ただけかこいつ!俺は見せ物じゃねーぞ!
「…………見に来ただけ?」
「うむ、それもある…………が、それだけでは無いぞ!」
どっち?!ダメだまともに話通じる気がしないんだけど!とりあえず暗証番号分かったから入力してみようかな。
「え……じゃあ何しに来たのさ?」
「オレはしばらくヴァリアーに留まることになったからな、その挨拶に来た!」
それ見に来たとほとんど同義!………空気読んだ方がいいかなぁ。マーモンとか、コロネロのこと…………やっぱりもういないのかな。
つーかマーモンいたらフランいないよな。
「それだけ?…………あ」
「む?極限に何なのだ、それは」
箱開いた!中身は匣兵器とリングか?2つずつあるぞ。これはどっちなんだろ、個人的に武器タイプ希望なんだけど。
あとは御札やら何やら前世の時によく使っていた忍者グッズが。苦無あるのは嬉しいな、苦無超便利。それから棒手裏剣か。
まだまだありそうだけどパッと見こんなもんだな。
「なぁなぁ10年後の俺がこれ等使ってたの見たことある?」
「いや、極限に無いぞ。そもそもお前は戦闘という戦闘に参加してなかったからな」
何だって!?おいそりゃどういうことだ!ありえねーだろこの俺が!戦ってないだと?
そりゃ少しは面倒くさがるかもしんないけど………いやいやいやないないないない。しかしこの匣兵器が何なのかは気になる。
フランとかに聞けば分かるかなー。………つか笹川兄しばらく此処にいるんだよな?
「あのさ、暇なら相手してくんね?俺今をときめく戦い方とか知らないし」
「おう、構わんぞ!」
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