10年の差(4/64)


やっべー久々に戦えるからちょっとwktk半端無いわー。そして間違って殺されないようにとヴァリアーの上着をまた着ることに。こっちのが生地の質良いわ、10年の差が如実に表れている………!!

「じゃあミーは此処で待ってますんでー」

「あぁ、それでいいよ。テキトーに敵の目眩ましてくれれば」

「…………相変わらず、変な人ですねー」

ちょっと待って相変わらずって言い方ものすごく引っ掛かるんですけど!なんだ10年後も変だと思われてたのか俺は!

「あー………まぁサポートはよろしくな………」

フラン相手に真面目にキレたらきっと負けだよな………。まぁいいか、とりあえずヴァリアーステッキがどんな改造施されたのかが気になる。取説とか無いのかなー。
あったら読んでおきたいんだけど…………今更無理か。




「って、撤退だぁー!」

「早く戻れ!こいつ人間じゃ……うわああああ!!!!!」

「嘘だろ………?匣兵器使わずにここまでって……」

いやー快勝快勝。でも下っ端ばかりだったからなぁ。ちょい上ランクはさすがにキツいかも………体術だけで戦うなら。だけどあんまり使いたくないんだよなぁ忍具とか忍術とかあとバサラとか。
バサラなんて使った瞬間俺狙われそうな気がする。危険因子は抹消みたいな。それは困るんだけど、俺まだまだ人生エンジョイしてないし。
まぁ敵さん逃げちゃったしそろそろ俺も戻ろうかな。

「…………驚きましたー。本当に強かったんですねー」

「いやいやサポートサンキューな」

「気づいてたんですかー?」

「まぁ、敵が不自然に固まるからね……………あ」

耳につけた無線からXANXUSが敵将を討ったという伝令が。これは完全に撤退するだろうな、ミルフィオーレ。しばらくは平和に過ごせそうだ。

「…………戻りましょうかー」

「そうだなー」






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