大空戦の翌日(39/40)


「………………何これ」

久し振りに我が家のベッドで起床。あのホテルの布団ふかふか具合は半端なかったからちょっと変な感じだ。でもこっちのが落ち着くから別にいいけど。
………じゃなくて、何だよこれ!携帯にメールが着てたから確認してみたら、


Date:10/26 10:39
From:リボーン
Sub:登録しておけ

ちゃおっス!オレだぞ。
竹寿司集合だからな。
早く来いよ。

   -END-


…………まず、俺メアド教えた記憶無いし携帯もずっと自分で持ってたから奴が知る機会無くない?ねぇ何なのさこの赤ん坊!
恐ろしいわ!しかも今日確か祝勝会だろ?俺を呼び出してどうすんだ………今日から仲間だから仲良くしろ、とか?
中2のガキにそれ強要するのはちと酷なんでないの?………………とりあえず朝飯食おう、うん。

「母さん、おはよう」

「あら有人、帰ってたの」

「うん、昨日の夜中に帰ってきたんだ。起こすの悪いかなーと思って起こさなかったんだけど」

帰ったの夜中も夜中、丑三つ時過ぎてたからな………起こすのも憚れるわ。つーか俺自身あの後解放されるとは思ってなかったし。
ちなみにXANXUS達は病院に強制搬送されていった。んで俺は勿論沢田側に居た奴等に呼び止められた訳だ。
まぁ当然だよな………聞きたいこと山程あるだろうから。ところがどっこい俺には特に何も聞かれなかったんだよな。
何でも原作ほど致命傷を負わなかった9代目が口利きしてくれたみたいだ。
そんな訳で沢田側の大人の事情知ってる面子の俺の認識は『ヴァリアー側に居たけど9代目を助けてくれた恩人』らしい。
事実跳ね馬からめちゃくちゃ感謝された。ちなみにディーノは見た目通りのイケメンでした本当にありがとうございました。
今度は部下いない時に絡みたい。へなちょこが見たい!

「あ、そうそうそれで合宿の打ち上げみたいなのやるから今日の昼はいらないよ」

「分かったわ。夕飯は何がいいかしら?」

「肉じゃががいいな。あと味噌汁」

ホテルの食事は文句無しに美味かった。でもこう……もっと庶民的なものを俺は食べたい。お袋の味っていいよね最高だ。
寿司はたぶん今から食べるし。遠慮なんかしないよ?一度あそこの寿司食べてみたかったから、満足するまで食べるに決まってんだろ。






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