折れなさそうで折れる(37/40)


「XANXUS様!貴方にリングが適正か協議する必要があります」

「だ……黙れ!叶わねぇなら道連れだ!どいつもぶっ殺してやる!!」

「だいさんせーだボス。やろーぜ」

「当初の予定通りだよ」

「……え、どういうこと?」

流れ的には知ってるが、そんな話こいつ等の口から一度も聞いたことないんだけど。ていうかこいつ等全く俺に情報開示しなかったよな………。何でだ?

「どこまで腐ってやがる!やらせるかよ!」

「ししっ、どいつも死に損ないじゃん。こりゃ1000%間違いなし。お前等死んだわ」

「てめえ分かってんのか?3対5だ、分が悪ぃのはそっちだぜ!」

ナチュラルにヴァリアーに数えられた!まぁ普通そうだよな………。でも分が悪いとかそんなことは全くないけどなぁ。
俺かなりピンピンしてるし。つか俺以外皆満身創痍だったりする系?

「3対5?何のことだい?お前等の相手はこの何十倍もの戦力だ」

「?」

「総勢50名の生え抜きのヴァリアー隊がまもなく此処に到着するのさ」

「何を言っている!」

「僕等幹部クラスの次に戦闘力の高い精鋭がね」

そいつ等全員ランチアに倒されるんだよな………幹部の次に強いのにそれでいいのかヴァリアー。それとも幹部達が超人すぎるだけ?

「お待ち下さい、対戦中の外部からの干渉を認める訳には………」

「知らねーよ」

ベルフェゴールがチェルベッロの1人を倒した。バトルフラグが………XANXUS護りつつ戦えなくないけど………。
でもランチア来るから問題無いよな?これで来なかったらだいぶ面倒なことになるぞ………。

『野郎………とうとうやりやがった!』

『そっちがそのつもりならオレ達もツナ側で応戦するぜ!此処から出せコラ!』

『この場合、文句は無いはずだ!』

『拙者も戦います!』

スピーカーから聞こえてくる観戦していた面子の声。アルコバレーノはそこで大人しくしててほしいんだけど…………あ、そういえば結局出られないんだっけ?

「………分かりました。それでは、ヴァリアー側を失格とし、観覧席の赤外線を解除します」

「甘いよ、細工しておいたのさ。あいつ等はまとめて檻の中で消す予定だからね」

『何?!』

『先手を打たれたか………!』

『退け!ぶち破る!!!!』

「無駄です。内部からの攻撃でも爆発する仕掛けなのです」

よかったー。流石にXANXUS護りつつアルコバレーノの相手は無理だからな。あいつ等ガチで半端無ぇし。
そろそろランチアも来るだろうからバトルフラグも折れそうだな!

「くっそ………こうなりゃオレ達だけでやるしかねぇ!」

「………あ………骸、様……?………え、誰か……来る………?」

途端に現れた3人の人間。すげー原作と一緒の奴等だ!しかしこの3人かなりフラフラだから、ランチア確実に来るな。フラグ回避だ、やったね!

「ナイスタイミーング♪待ってたぜ」

「報告しま、す………!!我々以外のヴァリアー隊全滅……奴は強すぎます……鬼神のごとき男がまもなく此方に………!」

「「なっ?!」」






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