フラグ回避失敗(34/40)
「零地点突破初代エディション」
あっちゃー後始末してたらフラグ折れなかったごめんXANXUS!悪気は無いんだ!
「……もうこれが溶けることはない」
「そいつはどうかな?」
沢田の前に現れてみる。つーかマーモン達遅くない?なんかあったのか?まぁいいや今は時間稼ぎしとこう。
「………どういうことだ?」
マーモンんんん!!!!早くー!ちょっと流れがかなり沢田側に傾いてるよ!いやまぁ、手遅れだけど!とりあえず氷は溶かしておきたいから早くリング持ってきてー!
「!幻覚………」
沢田がぽつりと呟く。おぉ今幻覚見てたんだな?てーことは、
「ムム、よく見破ったな」
「マーモン!よかった、無事だったんだな!」
キター!このまま来なかったらどうしようかと思ったよ!そういえば氷溶かすのに風のリング要るのか?………要らねーよな、たぶん。
このリング別の場所にあったからXANXUS溶かすのに使ってねぇだろ。
「そっちも平気みたいだね。……それに、もう這う力も残ってないようだ」
「無駄だ………XANXUSは眠りについた……奴が目覚めることは、無い………」
大空のリング奪取した方がいいかなぁ。とりあえず様子見でいいか。
「むしろ今ボスがボンゴレの後継者となる為の儀式の準備が整ったのさ」
「………?」
「ボスは再び復活する」
マーモンが手を開く。その掌には6つのボンゴレリング。そしてそれが光り出した。
共鳴するように沢田が完成させた大空のリングも光り出す。
「思った通りだ………見るがいいさ!」
指輪から溢れる光………いや、炎か。それがXANXUSの氷を溶かし出した。しかしここに風のリングあるのに全くと言っていいほど共鳴してないんだけど。
何なのこれ本当は偽物でした☆とかそういうオチな訳?ちょ、そりゃ無いぜ!
「これだけじゃないよ………全てのボンゴレリングが継承される時、リングは大いなる力をブラッド・オブ・ボンゴレに授けると謂われている」
「ブラッド・オブ・ボンゴレに……?……っ!」
「ししっ、これは返してもらうぜ?」
沢田の手からベルフェゴールがリングを奪い取る。つーかまだ氷溶けない系?時間かかりすぎじゃね?
「正当後継者のリングだかんな………しししっ」
「お、無事だったんだな」
「しししっ。あったり前、だってオレ王子だもん」
「風のリングは完成出来たのかい?」
マーモンが俺に尋ねてくる。完成したけど……………共鳴してません!くっそガチでこれ偽物なのか?!それとも何だ、仕様なのこれ!?
「完成したはしたけど………共鳴してないからなぁ。今はこのリング、役立たずだぜ?」
「ししっ。ボンゴレリング全部コンプ!」
「ふぅん……ん、こっちも準備出来たよ」
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