雲戦の日、朝の出来事(29/40)
こうなりゃヤケだ!直談判だ!ダメだったらテキトーに脱け出す!おけ無問題!
「えーと、ボス!」
「許可してやる」
早っ!俺まだ何も言ってねーよ!何なんだこいつ!
「外に出たいんだろ。仕方ねぇから許可してやる。ただし、」
え、何超直感なの?怖っ!なんて恐ろしいスキルなの超直感!ギロリと視線を向けられる。たぶんこの視線で失神する奴いるんじゃね?
「日が暮れるまでだ」
過保護だ、って思ったの俺だけじゃないよね?
あの手この手を使う前に外出許可貰ったんでただいま1人で外をぶらぶらしている。あーでも見張り居るな………3人か。まぁ余裕だろ。
俺は俺の目的果たせればそれでいいし。並盛からじゃあれかなぁ……そうだ、黒曜に行こう。それなら黒曜行く途中で見張り撒けばいいし。
うん、よしおけおけ全然いける。
「さーてと………国際線が使える電話はー………の前に、テレカあったかな………」
テレカ残金500円切ってんの?!!………まぁたぶん足りるよな。事前に携帯にメモっておいた電話番号を打ち込む。………よし、
「もしもし、嵐のコヨーテさんで間違いないですか?」
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