エースと天才と(26/40)


どうやら俺の想像以上に沢田はやる奴らしい。原作じゃあXANXUSの銃の弾道逸らすなんて真似してなかったろ、ポール倒すときに。
まぁちょうど近くにいたからフォロー出来たけどさ。そして飛び降りてきたベルフェゴール……と、やって来た雲雀恭弥。え、何これタッグバトル?

「………何、君まだそれに手こずってたの?」

「雲雀、さん………!!」

なんかそれ扱いされたよ!何で?!しっかし病み上がりに毒って鬼畜すぎんだろうよ、チェルベッロ。

「大丈夫か?フッラフラじゃねぇか」

「ししっ、舐めてんの?オレ王子だぜ?」

「………………君、」

ザッと雲雀恭弥がトンファーを構えつつ一歩前に出る。わぁこれなんてバトルフラグなんだろう☆

「天才なんだって?」

うーんちょっと不味いかな?さっき嵐のリング上に飛んでったし。まぁ此処でタッグバトルしても平気だけどな、こっち2人はピンピンしてっから。
高村さんは足手まといにしかなんないだろうし。

「オレもお前のこと知ってるよ。エース君だろ?」

「違う、一文字もあってないよ」

えーやだこいつ等なんでこんなにやる気満々なの。解毒して元気ハツラツ!ってか?羨ましいなぁ、おい。

「…………場所、変えようか。高村さん」

「………………はい」

誰だってこいつ等と進んで共闘したいとは思わない。






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