奪う手すら温かいから(紅覇)
注意:狂愛です。
「こっ紅覇…さ……ま………」
息が苦しい……。
「なまえがいけないんだよ…………。なまえが僕から離れようとするからっ」
「それはっ、私は……こうえん……さ……まの直属だから……えんせぃ…………には…………いかないと…………」
どんどん力が強くなっていく。それに比例して意識が遠退いていく。
「僕だってそんなのはわかってるしぃ、でもなまえは僕のものでしょ……」
「私が……あいし…………てる………のは紅覇さ……まだけ……」
こんなこと言うのは変かもしれないけど、死ぬなら紅覇様のもとで死にたいとは思ってた。だから、紅覇様に想われて死ねる私は幸せだと思う。でも、もうちょっとだけお側にいたかった…………。
「愛してる………………なまえ」
首にかけられていた手は温かくて、目を閉じた。そのときに唇に柔らくて優しいものを感じた気がした。
(最後がきみで良かった)
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瑠璃様
相互記念小説です。
希望に沿えていたら嬉しいです(*´ω`*)
これからもよろしくお願いいたします。
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