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 ただの勘違いだったようです。 (高尾)


「おっはよー名字ちゃん!」


「おはよう高尾君、それと緑間。」


今日も名字ちゃんは可愛い。本当に可愛い。
今も真ちゃんの持ってるラッキーアイテムに興味津々だ、ちょっと緑間そこ変われ。


「緑間今日のラッキーアイテムはー....何これ?」


「ダルマ落としなのだよ。」


「うわー、さすがなんでも持ってくるねー、緑間は。」


「だっよなー!真ちゃん、この間なんか試合なのにでかい信楽焼もってきたんだぜー!」


さすがみどりまー、なんて言って笑ってる名字ちゃん。
帝光出身とだけあって真ちゃんが何をもってこようと慣れている。


「ねぇ、今日は私何位だったー?」

「1位なのだよ。」

「おおぅ!ラッキー!」

え?!真ちゃん、いつも名字ちゃんの運勢まで見てんの!?
まさか2人ってそーいう関係?!


いやいやいや、待てよ。ただ仲良いからだよな!!!だってあの真ちゃん(意味深)とマイエンジェル名字ちゃんだぜ!!!

「高尾くーん?みどりまー、高尾くんが応答してくれないー。」

「ほうっておけ。どうせくだらないことを考えているだけなのだよ。」


てめぇ緑間。名字ちゃんに俺の印象を悪くするんじゃねぇ!

「そーいえば、高尾くんは?何座?」

「さ、蠍座だぜ!」

「あぁ、そういえば今日の最下位は蠍座だったな。」

「えぇ!どうしよう!高尾くんが危ない!」

名字ちゃん可愛い!!
けど別に真ちゃんでもあるまいし俺は最下位だからって死ぬわけじゃねえよ??

「あ!じゃあ今日1位の私か緑間が高尾くんと一緒にいればいいね!プラマイ0だ!」

ん?私か緑間...?

「別に俺達と一緒にいるからといって運気が上がるわけではないのだよ。」

俺たち...?

「もしかして!名字ちゃんと真ちゃんって星座同じなの?!」


「うん、そうだよー。」

「でなかったらわざわざ俺がこいつの運勢を知ってるはずないだろう、馬鹿め。」


ただの勘違いだったようです


「なんだー!ちょっ!俺本気で焦ったんだぜー」
「焦る?最下位だから?」
「ふん、馬鹿め。」




高尾が思った以上アホの子になりました。





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