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 それはまるで夢のような言葉で (宮地)

お前が好きだからだよ。 の女の子目線











「あ、あの!初めて見たときから先輩の事が好きでした!」


「悪ぃけど今は部活に専念したいから。」


「.....そうですか。ありがとうございました。」



これで何回目だろうか、宮地が告白されてるところを見るのは。


「あーあ、もったいなー。あの子超可愛かったじゃん。お前もう彼女できないんじゃね?」

まさに女の子って感じのあたしとは正反対の可愛い女の子の後輩。


「名字、お前見てたのかよ性格わりーな。」


知ってるよ、あたしが性格悪いことくらいさ、あたしだって好きな人の前でくらいあの子みたいに可愛いオンナノコでいたいよ。けど今更じゃんか。


「つか宮地さ、毎回告白断るよね。しかも毎回部活を理由に。」

「その通りなんだからしょうがねーだろ。」

宮地は本当部活頑張ってるよね、去年の夏、控えになって今年、スタメン入りして。
あたしにはIHとかよく分かんないけど、宮地が凄く勝ちたくて頑張ってるのはよく知ってるよ。
ずっと宮地のこと見てきたもん。


「ほんっと宮地は見かけ不良のくせしてバスケ少年だよねー。」

「つかお前俺のこと不良って思ってたとか轢くぞ。」 

「だって金髪じゃんパツキンじゃん。」

「それだけで不良っておまえ...」


最初見たときは本当に怖かったんだよ、なんか金髪だしなんか睨んでるようにみえるしさ。

「けど本当にそれだけー?何かひどい失恋した経験あるとか?」


「もう一つの理由はーー                」



それはまるでような言葉




だって宮地はバスケばっかりで、あたしのことなんか見てないはずで。



宮地さん好きなんだけど上手く表現ができなくて辛い








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