小説 | ナノ

 お前が好きだからだよ。 (宮地)

「あ、あの!初めて見たときから先輩の事が好きでした!」


「悪ぃけど今は部活に専念したいから。」


「.....そうですか。ありがとうございました。」








「あーあ、あの子超可愛かったじゃん。もったいなー。お前もう彼女できないんじゃね?」


「名字、お前見てたのかよ性格わりーな。」

「つか宮地さ、毎回告白断るよね。しかも毎回部活を理由に。」

「その通りなんだからしょうがねぇだろ。」


バスケに専念したいのは嘘じゃない。最後のIHにWC。あいつらと優勝したいから今はバスケをしていたい。

「ほんっと宮地は見かけ不良のくせしてバスケ少年だよねー。」


けどもう一つ理由があんだよ。


「つかお前俺のこと不良って思ってたとか轢くぞ。」

「だって金髪じゃんパツキンじゃん。」

「それだけで不良っておまえ...」

「けど本当にそれだけー?何かひどい失恋した経験あるとか?」


勿論IHは目の前に迫ってて、だけどバスケとベクトルは違うけど同じくらい大切なこともあんだよ。

「もう一つの理由はーー



お前のこと好きだからだよ



バスケも大事だしお前も大事だ、なんて言う俺はきっと欲張りなんだろうな。




ベッタベタでも王道でも私は大好物です(`・ω・´)ゞ







prev / next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -