小説 | ナノ

 あなたのその笑顔が理由です。 (宮地)



「名字」

大好きな声が聞こえた。

「宮地くん!部活は?」

大好きな声ー宮地くんは私の好きな人。
一目惚れ、とか何かしてもらった、とか好きになった理由は分からない。
けど、気づいたら目で追ってて好きだなぁって。

「あー、あのさ、今日の英語のノート貸してくんねぇ?」

「分かった!ちょっと待っててね。」

好きだって気づいたら宮地くんの色んな所が好きになって。
例えばさりげなく重い物持ってくれるところとか、授業中の横顔とか。
挙げたらキリがないところをみると、それだけ好きなんだなって再確認。

「はい、授業のノートでいいよね?」

「おう、さんきゅ」

付き合いたい、とか思うけどこのクラスメイトより少し仲良いって関係も心地よくて。

「宮地くん、バスケ、楽しい?」

何気なく言った一言だった。

「楽しいよ、練習は辛くてもやっぱりあいつらとやるバスケが好きなんだよな。」



あぁそっか、好きになった理由分かった。


あなたのその笑顔が理由です






最初は同じクラスの宮地くんだった。
隣の席になって何気ないことを話すようになって、時折みせるその笑顔が何よりも君を好きになった理由でした。





初作品です(震え声)

prev / next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -