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▼追記 <注:わたしはにわかです>

*時間軸的にはユーリさんが騎士団やめて数年後

*本当にわたしはにわかファンなのでご注意ください。

*ちなみにおじ様はただのモブです




「あの〜...ここにユーリ・ローウェルがいるって本当ですか?」

彼が騎士団をやめてから早数年。
騎士団時代はあんなに仲良く...わたしは仲良いと思ってた後輩くんに全く会わずに年月はどんどん過ぎていて、気づけばわたしは立場上、忙しさもあり簡単には彼に会えなくなっていた。

今日ここにいるのは、風の噂で彼がここにいると聞いたから。
久しぶりにあの生意気で口の悪い後輩くんの顔くらい見てみようかな〜と思ってやってきた。


「なんだいお嬢ちゃん、ユーリに惚れたクチかい?」

あいつ口は悪ぃけど顔はいいからなぁ〜なんて言うおじ、おにぃ...おじ様。

「まさかぁ〜、昔の知り合いです」

「こ〜んな綺麗なお嬢ちゃん捕まえるなんてあいつもやるなァ!でも残念だ、今あいつ外に出ちまってるんだ。」

「そうですか、」

まぁ会えないなら会えないで仕方がないかな。別にユーリくんがいるって確証があって来たわけでもないし。

「けどもう少ししたら帰ってくると思うぜ、時間に余裕あったらここで待っていくかい?」

「うーん、そうしたいところなんですけど、ちょっとお仕事があるのでいいです」

この町にも流石にお休みをとって来たわけではない。たまたまこの近くの森に魔物が異常発生してるという森に用があって来たのだ。森に行くのは夜、今回の指揮官としてミーティングの準備やアレコレしなくてはならないし、そこまで待つ時間もない。

「そっかァ、残念だ。ユーリになんか伝えとくか?」

「いやぁ、大丈夫です。彼、わたしの事忘れてるかもしれないですし。」

彼が騎士団にいたのももう数年前の話だ。もしかしたら今日会えたところで「あんた誰だ?」なぁんて言われちゃう可能性だってある。

「じゃあ失礼しますね、お騒がせしました。」

今日ユーリくんに会えなかったのもなにかの導きなのかもしれない。
そういう日は粘らずに諦めるのが一番だ。
親切にしてくれたおじ様に一礼してその場を去る。
帰ったらまずは森へ乗り込む準備をして、ミーティング内容の確認。よし、集合まであと2時間の間にやる事は沢山ある。

ユーリくんを訪ねた場所から今滞在地として使ってる建物まで約15分、なんだかんだ丁度いい時間に帰れそうだ。


「...っおい!あんた!!」


大声の発信源に振り向けば、見慣れた後輩くん。
肩で息している彼はあの頃よりは幾分か大人びた顔つきをしている。


「なんで...ここに、いや、仕事か?」


集合まであと2時間、その内の15分くらいなら久々の後輩くんのために時間とれるかな。


「ユーリくん、久しぶりに先輩とお茶しよっか!」
2015/03/13 18:11
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